弁護士の田中さんも同席して、りょうは再びみほの両親と話し合いの場をもちました。しかし、みほの両親の主張は変わらず、慰謝料を支払うように言ってきます。
それならモラハラの証拠を出してほしいとりょうは言いますが「みほが言っているのだから、それが証拠」と繰り返すだけ。田中さんが、又聞きでは証拠の信用性が低いことや、このままでは脅迫になると言うと、みほの母は逆ギレして帰ろうとして……。
本当の理由は…?
田中さんは、みほの母に「ここまでするのには何か他に理由があるのではないか」と聞きました。みほも「お兄ちゃんのことでお金が必要になったのでは?」と聞きますが、みほの母はあくまでもモラハラで困っているみほを助けようと思っただけと言い張ります。
りょうが「今までもこれからも助けてもらうことはない」と言うと、みほの母は今後一切連絡しないようにりょう夫婦に告げ「放っておいてちょうだい!」と怒って出て行ってしまいました。
兄のことを詳しく知らなかった田中さん。みほから、兄が知らない間に多額の借金を作っていて、両親も返済を手伝っているためにお金に困っているようだと聞き、「それなら協力できるかもしれません」と言ってくれました。
みほの兄が一体どれだけの借金を抱えているのかはわかりませんが、家族3人の生活を維持しながら借金を返済するのは、決して楽ではないでしょう。逆ギレしてしまったところを見ると、やはり本当の目的は慰謝料としてお金をもらうことだったのかもしれませんね。ただ、それを真実とは異なることで娘家族からお金を要求していい理由にはなりません。田中さんに協力をしてもらい、みほの兄の借金問題が片付くといいですね。
原作/いちご