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義父に渡された100万円を数えていたら「その態度は何だ!」私「100万だけですか?」⇒真実を知った義父は

私は夫と2人暮らしの兼業主婦です。彼は安月給ですが愛があれば大丈夫! しかし、気がかりは義父のこと。会社経営をしている彼は、農業を営む私の実家のことをいつも見下しているのです。

 

両親をバカにする義父

先日も私は、気が進まないながら、実家から届いた新鮮な野菜を義両親におすそ分けに行ったのですが……。早速義父が嫌みの連発。「お前の親は相変わらず貧相な農家だな。会社経営者の俺の爪のアカでも送ってやろう」とまで言われ、喉元まで反論がこみ上げてきました。

 

それでも直接対決は何とか我慢し、夫から物申してもらおうとした私。しかし夫は、「仕方ないよ、親父は昔からああだから。聞き流せば良いんだよ、本気にするな」と真剣に取り合ってくれません。

 

私の父母をバカにしながら、結局その野菜をおいしそうに食べている義父……。まるで、もらうのが当然のような顔をしています。

 

「でも、父が渡しているのは野菜だけじゃないのよ? あなたも覚えているでしょ? お世話になっていながら、うちの農家を見下すなんてあり得ない!」

 

夫に対しても怒りが募ってきましたが、彼は諦めた様子で肩をすくめます。「会社経営者としてのプライドがあるんだよ。ここは俺に免じてスルーしてやってくれ」

 

渡されたのは現金!?

それからしばらくして……。夫と私は、突然義父から呼び出され、再び義実家に出向いていました。

 

「今日はお前がひれ伏して俺に頭を下げるよう、わざわざ現金を用意してやったんだ」

 

「は? 現金?」。私が聞き返すと義父はニヤリと笑いました。「ああ、そうだ。これまでのように振込だと顔が見られないからな。手渡しされれば少しは感謝の気持ちも湧くだろう。ほら、100万円」

 

そう言って義父は、いきなりお金を私に投げてよこしたのです! そっちがその態度なら……と私は覚悟を決め、わざと義父が放った100万円を目の前で数え始めました。

 

「1、10、20……。はい、たしかに」

 

すると、逆ギレした義父。「なんだその態度は! 人がせっかく100万円をやろうというのに、相変わらず恩知らずだな。礼くらい言えないのか!」

 

 

言ってやった!

この人は何を……。私はハアッと大きなため息をつきました。

 

「100万だけですか? 私の父があなたの会社に援助した金額は500万円ですよ? やっと返されたと思いきや、まだ400万も残っています。そもそも、私たちこそあなたから感謝の言葉をもらっていません」

 

実は2年前、私の父は義父に500万円もの大金を貸していたのです。あのとき私の両親に泣きついてきたのは夫。「父の会社が経営不振で、このままでは倒産です。仕入先に支払う500万を今すぐ用意しなければいけなくて」と懇願された父が、農業用の機械を売り払ってお金を工面していたのです。

 

我慢の限界に来ていた私は、ピシャリと義父に言い放ちました。

 

「父が農作業に必要な機械を売ってまで作ったお金だというのに、それに感謝もせずに、農家を見下し続けて暴言ばかり……。恩知らずはどちらですか!」

 

驚きの真実が発覚

しかし義父は驚いた表情で問い返してきました。「何の話だ? うちが倒産間際? 借金しているのはお前の親だろ? 俺はこれまでお前の実家に何度も金銭的援助をしているんだぞ!」

 

これには私もびっくり。「ええっ!? 実家ではそんな話、一度だって聞いたことありません!」

 

「何を今さら……。今回も、『嫁の実家で農業用機械が壊れたから修理代100万が必要だ』とこいつに言われて、腹立たしかったが準備してやったんだ。せめてお前から感謝の言葉を引き出そうとして……」

 

私と義父は目を見合わせ、夫のほうを振り返りました。

 

「まさか……」「お前……」

 

なんと夫は、忍び足でコソコソ義実家を出ていこうとしているところでした。

 

「い……いや……その、ちょっとだけ……」

 

そう。なんと夫は、義父と私、そして私の両親にウソをついて、双方から金を吸いだしていたのです!

 

 

本当の黒幕は…

「何に使ったのか正直に白状なさい!」と怒鳴りつけると、夫はしどろもどろになりながらつぶやきました。「ほら、付き合いでさ……。パチンコとかキャバクラとか……。あと、プ、プレゼント……」

 

私と義父は呆然自失。敵同士だと思っていたのに、なんと真の黒幕は夫だったのですから。

 

義父はすぐに私に謝罪してくれました。「すまない。知らなかったとはいえひどい振る舞いを……。これまで君たちのことを、俺の援助に感謝もせず野菜だけをよこす恩知らずだと考えていた。すべてバカ息子がだまし取っていたなんて」

 

「私こそ、お義父さんが実家を援助してくれていたなんて知りませんでした。そのお金は私の実家に渡っていなかったとはいえ、お義父さんには今からでも御礼を申し上げます」

 

和解した義父と私は、ヘラヘラと薄笑いを浮かべている夫に向き直りました。

 

「あなたとは離婚一択ね」「お前には、俺の会社の財産を1円たりとも渡さん! 絶縁だ」

 

こうして私たちは離婚。あれからさらに問い詰めると、キャバクラ通いの果てにキャバ嬢と不倫関係に陥っていたことも発覚したため、たっぷり慰謝料をもぎ取ってやりました。

 

離婚により義父と私は「他人」に戻りましたが、共通の敵を成敗したことですっかり意気投合。私の父とも仲良くなった義父は家庭菜園も始めました。元夫との縁は切れても、義両親とは良いお付き合いをしていきたいと思います。

 

--------------

義父とお金のことでもめるかと思いきや、真の敵はなんと夫でした。あちこちにウソをついて大金をだまし取っていたなんて許せません。親族同士でも犯罪に等しいですよね……。彼から慰謝料を取って無事離婚でき、本当によかったです。

 

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