いつもなかよくしている友人に、もし不妊治療をしている人がいたら?どんなタイミングで自分の妊娠報告をしたらいいのか悩みどころです。妊娠報告の仕方とふさわしいタイミングを考えてみましょう。
妊娠報告を素直によろこべない人も……
赤ちゃんが出来たことはとてもおめでたいことでうれしいことです。でも、みんながみんな、順調にほしいと思ったときに赤ちゃんができるわけではありません。また、うまく育たなくて流産したり死産してしまう人もいます。それくらい、妊娠、出産というのはとてもデリケートなことです。いろいろな立場の人がいることをまずは頭に置いておきましょう。お友達への妊娠報告は、その人の状況を鑑みることが大事です。
また、どの程度のお付き合いがあるかによっても伝えるべきときは変わってきます。現在よく連絡を取っていてしばしば会う間柄なのか、年に数回会う位なのか、年賀状だけのお付き合いなのか。その人を含めて数人のグループで会うのか、1対1で会う間柄なのかによっても変わります。
妊娠報告に最適なタイミング
妊娠が分かっていても、初期のうちは流産の危険性があったりつわりがあったりと、母体も肉体的、精神的に安定しない時期です。あまり早めに報告して万が一……ということもあるため、基本的にはつわりがおさまりつつある安定期の頃に報告するといいでしょう。友人が不妊治療をしていたり流産経験があって赤ちゃんを望んでいることを知っていれば、伝え方や伝えるタイミングは難しいですが、産まれるまで黙っているのは逆に失礼にあたります。
できるだけさらりと伝える方法がスマートです。今ならメールというツールがあるので、たとえば会う約束をするときにメールで伝えるというのはどうでしょうか。直接会ったときにいうよりも、ワンクッション置けるのでおすすめです。滅多に会わない、年賀状だけの付き合いの人には年賀状で産まれました報告で構わないでしょう。
妊娠はおめでたいことですし、うれしいもの。でも、悲しい思い出がある人や、現在もつらい経験をしている人もいるのです。うれしさを前面に出してもいいのは、相手も順調に妊娠できた人、近しい親族の場合に留めておくのが無難です。伝えるときはなるべくさらっとメールを利用するのが無難な方法かもしれません。(TEXT:津田 玲)