麻耶さんにも保奈美さんがお迎えを代わってくれたことを伝えますが、結局、麻耶さんから連絡が返ってきたのは昼過ぎてからのこと。
相変わらずの態度に、亮太さんは怒りが爆発する寸前です。そんな矢先、亮太さんは胸に痛みを強く感じ……?
いっそのこと、でかい病気になれればラクなのに
病院に受診するも、特に異常所見は見当たらなかった亮太さん。
大したことがないという結果にほっと胸をなでおろしますが、その一方で「いっそでかい病気にでもなれば、気がラクなのに……」と考えるようになってしまいました。
加えて、帰った途端亮太さんを待ち構えていたのは、帰宅が遅くなったことに対する妻からの追及。
自分の行動を棚に上げるような物言いに、亮太さんはこれ以上妻と会話することが心底嫌になってしまうのでした。
たしかに、連絡もなく朝帰りをした人に、帰宅が遅いことを責められる筋合いはないですよね。
しかも、亮太さんが遅くなったのは、麻耶さんと違って遊んでいたからでも飲んでいたからでもありません。
麻耶さんが夫の行動に厳しいのがどんな理由であれ、相手への思いやりがなければ夫婦生活は破綻してしまいます。
子どものためにもお互い相手に感じていることを一度きちんと話し合い、家族を続けるための努力が必要かもしれませんね。