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「貧乏嫁のためにフォーマルを着る価値ない」結婚式にTシャツで来た義母と義姉→身を滅ぼした結末とは

私と夫の結婚式のこと。最高の1日になると信じていたのですが、義母と義姉に台無しにされてしまいました。

小さいころに母親を亡くした夫は、義父に育てられました。義母と義姉は、義父の再婚相手です。何かと常識はずれの義母との折り合いが悪く、夫は大学進学とともに家を出たのでした。

義母と義姉

結婚が決まったとき、家族の顔合わせをおこないましたが、義母と義姉は来ませんでした。会社社長である夫一家と違い、私の両親は普通の会社員。庶民と一緒に食事をするのは嫌だと言うのです。

 

ちゃんと挨拶をしたいと思っていたものの、社長一家と庶民として一線を引かれていたほうが今後も関わらずにいられて気楽だと思う気持ちもあり、こちらから連絡をとらないいまま結婚式当日を迎えました。

 

私たち夫婦に興味がなくても、結婚式さえ滞りなく済めば良いと思っていたのです。

結婚式の嫌な思い出

結婚式にやってきた義母と義姉は、舐め回すように私や両親を見ながら「こんな貧乏人と結婚して……」と吐き捨てました。そんなことより2人の格好です。信じられないことに、みんながドレスアップしている結婚式にTシャツ姿でやってきたのです。

 

義父が注意すると「貧乏嫁のためにフォーマルなんて着る価値がないからTシャツで十分」と言い張ります。結局、誰がどう見ても結婚を祝う気持ちのない義母と義姉の嫌な視線を浴びながらの結婚式となりました。

 

義父が謝ってくれましたが、義父が悪いわけではありません。

義父が天国へ

それから3年後、持病が悪化して義父が他界。義母は表面上悲しんでいましたが、水面下で自分が会社を継ぐことになると取引先に挨拶をしているようで、義姉も経理担当として入社させるとのこと。

 

義母が結婚した目的は義父の会社だったのではないかと思うほど、嬉々として見えました。しかし義父はそんな義母の思惑を薄々勘付いていたよう。生前の仕掛けが義母と義姉を待っていました。


葬儀の時間が近づくと、続々と参列者が集まってきました。しかし、全員がTシャツ姿で香典を出す人は誰もいません。社長である義父の香典を狙っていた義母たちは、手ぶらでやってくる参列者の面々に苛立っていました。

 

これは生前義父が指示していたこと。義母と義姉に持っていかれるくらいなら、香典はいらないという義父の考えです。そしてTシャツは、息子の披露宴でどれだけ自分が恥ずかしいことをしたのか、思い知ってほしかったのでした

義母・義姉の末路

後日談、義父は遺言を遺しており、義母と義姉は会社の後継者にはなれませんでした。相続できたのは最低限のお金のみ。それでも義母と義姉には十分な金額でしたが、すべてが手に入ると思っていた義母にとってはあまりに少なかったはずです。

 

義母の金遣いの荒さは相当だったようで、きっと数年で遺産は尽きてしまうでしょう。私たち夫婦は義父の死を機に縁を切ったので、知るよしもありませんが、あの性格ではきっと幸せな人生は歩めないと思っています。

 

 

貧乏人と人を貶し、態度を変えていた義母。おそらく自身もまもなく“貧乏”な生活をする羽目になると思います。そのときにやっと、自分の行いの愚かさに気づくかもしれませんね。

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