元妻からの衝撃発言
約3年前、僕は元妻から「給料が低い」「もっといい暮らしがしたい」と、日ごろから不満をぶつけられていました。どんなに残業や資格の勉強を頑張っても、その努力は認めてもらえなかったのです。
ついには、彼女の不倫が発覚。彼女は悪びれる様子もなく、「お金がなきゃ幸せになれないし」と言い放って……。お金や条件ばかりを優先し、僕の人間性を否定するような言葉を残して去った元妻。その裏切りによって、僕は心に深い傷を負い、一時は人間不信のどん底に突き落とされてしまったのです。
どん底を救ってくれたのは
元妻とのことがあり、心身ともに疲れ果てていたある日のこと。大学時代の友人だった今の妻と偶然再会しました。彼女はどんなときも笑顔をたやさず、僕の心をそっと包み込んでくれるような温かい女性。
彼女の献身的な支えのおかげで、僕は少しずつ前を向いて歩きだすことができるようになりました。彼女の励ましもあって、以前から独学で身につけていたスキルを活かし、思い切って大手企業へ転職。結果的に前職の倍以上の収入と、やりがいのあるポストを手に入れることができたのです。
その後、つらい時期を支えてくれた彼女と再婚し、これ以上にないほど幸せな日々を送っていました。
街での思わぬ再会
離婚から3年が経ち、平穏で満たされた生活を送っていたある休日のこと。夫婦でデパートへ買い物に行き、その帰りに街を歩いていると、偶然、元妻とばったり出会ってしまいました。彼女の隣には、見知らぬ男性が立っていて……。
僕の姿を見るなり、「今の夫はエリートなのよ」と隣の男性の腕にすがりつきながら得意げに笑う元妻。さらに、僕の隣にいる妻を一瞥して、「低所得で貧乏なんて、奥さんがかわいそう」 と、相変わらずお金の価値観だけで人を見下すような言葉を浴びせてきたのです。
しかし、今の僕は一切動揺しませんでした。
妻が穏やかに「うちは生活に困っていませんよ」と返すと、元妻はさらに食い下がってきました。
「強がっちゃって。私の夫は□□商事の部長なんだから!」
元妻が自慢した企業名を聞き、僕は冷静に隣の男性——彼女の新しい夫を見つめました。□□商事は今の僕の重要な取引先であり、彼の顔には見覚えがあったからです。
過去と向き合うことにした僕
一方、僕と目が合った瞬間、彼女の夫はさっきまでの余裕が嘘のように顔面蒼白になり、ガタガタと震え始めました。
「…□□商事のAさんですよね。実はうちの若手社員が、あなたからひどい下請けいじめを受けていて、会社同士の大きな問題になっていたんですよ。そういえば、先日お辞めになったと聞いたのですが…」
僕がそう告げると、夫はその場に崩れ落ちるようにへたり込みました。事態が飲み込めず「え? 辞めた? どういうこと?」と狼狽する元妻。
「では、失礼します」僕は呆然とする2人を残し、きびすを返しました。
その後、元妻たちのことは耳に入ってきていません。僕は過去の傷を完全に乗り越え、一番大切な妻と共に笑顔の絶えない温かい家庭を築いています。 物質的な豊かさよりも、お互いを思いやり、支え合う絆こそが本当の幸せなのだと、今では心から実感しています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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