浪費家の私たち
お互い独身の期間が長かったこともあり、浪費癖のあった私たち。欲しい物は我慢ができず、高価な物はクレジットカードで買い、ファッションや旅行といった趣味にも惜しまずお金を使ってきました。
そんな私たちの結婚は電撃婚。長く付き合っていたわけでもなく、勢いで決めてしまったところがあります。お互いに貯金もほとんどないまま、結婚してからもお金の管理に対する話し合いもほぼせず……。なんとなくお互いの収入でやりくりし、家計の管理はせずに月日が経っていきました。
夫の提案にびっくり
そんなあるとき、夫が突然「老後に備えて貯金と資産運用、家計管理をしておきたい」と言ってきました。しかも、老後への備えの目標金額はおよそ2000万〜3000万くらいだと言うのです。今までまったくと言っていいほど家計管理に関心がなさそうだったのに、いきなり何を言い出すのかとびっくりしました。
夫は私に、「今の現状では収入や貯金がどのくらいあるのかまったくわからず不安」と言い、「今ならまだ間に合うけど、数十年後に家計の状態を知らず貯金がないことになったら大変。今から家計管理をしっかりしていこう」と提案してきました。
そして、お互いに浪費家ということを踏まえた上で、どうしていくか話し合うことになりました。
家計を見直してできたルール
まず、私たちはお互いの収入と貯金額を確認し、毎月の支出を把握するために家計簿をつけ始めました。すると、予想していた以上に貯金がないことや支出が多いことが判明。今までなんとなくやりくりできていると思っていたのですが、実際には大赤字だったのです。
この状況を一刻も早く改善するため、私たちは無駄な出費は削れるだけ削るように話し合いを開始。節約をするけど、やはり欲しい物は買いたいし月に1回くらいは家族でお出かけもしたい、それを実現するためにはどうしたらよいか?ということを考えました。
その結果、欲しい物はできるだけ中古やリサイクルショップで探す、お出かけはするけれど外食はお昼ごはんか夜ごはんのどちらかだけにする、予算を決める、などいろいろなルールをつくり、無理のない節約をしています。
最初に夫の老後の目標を聞いたときには、気が遠くなるほどの貯金額だと思い「絶対無理!」と思いました。しかし、ずさんな家計管理をしてきたわが家にとって、夫の提案は家計を見直すとてもよいきっかけになったと思っています。今のところストレスなく家計管理と節約生活が続けられているので、このまま協力して頑張っていきたいと思います。
著者/Sugar111佐藤 幸代
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