手作り甘酒にトライ!
友人から教わった甘酒の作り方は、米こうじ、炊きたてのご飯、水の3つを混ぜて8時間ほど60度の温度に保つだけというものでした。温度を維持するのは難しいので、炊飯器やヨーグルトメーカーを活用して作るのがおすすめとのこと。ただし、炊飯器で作ると8時間ずっと炊飯器で保温し続けるので、食事の時間に炊飯器を使えなくなることが難点だそうです。そのため、総合的にヨーグルトメーカーが一番ラクで良いよと教えてもらいました。
そこで私は早速ヨーグルトメーカーをネットで調べてみました。幅広い価格のさまざまな商品が出てきましたが、私は友人が使用しているタニカ電器のYOGURTIAを1万円ほどで購入しました。
【作り方】
①米こうじ200g 炊き立てのご飯320g 水400mlを消毒したヨーグルトメーカー専用の容器に入れてしっかり混ぜる。
②容器のフタをしっかり閉め、ヨーグルトメーカーの中へ入れる。
③温度を60度、タイマーを6時間にセットしてスタート。
あとは、6時間後に甘酒が完成するのを待つだけです。用意した材料を混ぜて、温度とタイマーをセットしたら、あとはヨーグルトメーカーにお任せなので、とても簡単で驚きました。
手作り甘酒の良いところ
ヨーグルトメーカーで作った甘酒を飲んでみて一番驚いたのは、市販の甘酒よりも甘みが少なくまろやかなことでした。全体的に味が薄く、お米の味がするのでおかゆに近いと感じました。市販の甘さに慣れていた私は、最初はその味の薄さがな物足りなかったのですが、それもすぐに慣れました。
私は朝一番にお湯で割って、ほんのり温かな甘酒を飲みます。手作りの甘酒はスプーンですくえるほど水分が少ないので、お湯で割ったほうが飲みやすいのです。飲むと体の中を甘酒が通過していく感じがわかり、それがどこか心地良くも感じます。手作り甘酒は、市販のものよりも味は薄いのですが、まるでお米を飲んでいるみたいで腹持ちが良く、腸への刺激も少ないように感じました。
手作り甘酒を飲み始めて数カ月たつ今では、市販の甘酒よりも手作り甘酒のほうが好きになっています。一度、市販の甘酒を購入して飲んでみたら甘すぎると感じました。手作りの甘酒はやさしい甘さとお米の味がする上、空腹時に飲むとおなかが無理なく満たされるので、私はおやつ代わりにも飲んでいます。
これまでに3回甘酒を手作りしました。冷凍すれば約1カ月保存でき、冷蔵であれば1週間保管できます。さきほどの分量で作れば1度に1カ月分の量ができるので、手間もあまりかかりません。加えて市販のものと違いパッケージのゴミも出ないので、少しでもSDGsに取り組めているようで自己満足感が高まります。また、市販の甘酒を購入するより多少節約できる点もありがたいです。
手作り甘酒の思わぬ効果
40代半ばを迎えた私は、年上の友人から更年期や体の不調、ちょっとした病気が見つかった話などを聞くことが増え、「体に直接入っていく食べ物や味付けには気を付けるようにしないと」という気持ちが強くなっていました。そのタイミングで手作り甘酒の話を聞いたので、実際に作ってみることにしたのです。
手作り甘酒は体にやさしく、私の場合、手作り甘酒を飲むようになってから便通も良くなったように感じます。また、腹持ちが良いので間食予防にも役立ち、体重の減少はないですが、変動なく維持している状態です。
さらに、食事全体にも変化がありました。手作り甘酒の味の薄さにすっかり慣れてしまったせいか、味覚が以前よりも繊細になったようなのです。食事全体について味付けが薄くなり素材本来の味を大切にするようになり、だしを利かせた調理を重視するようになりました。
まとめ
市販の甘酒から手作りの甘酒に切り替えて飲むようになって、以前より舌のセンサーが繊細になり、素材本来の味を感じられるようになりました。それがわかると、普段の料理の味付けも変わり、最低限の調味料とだしで味付けとシンプルな味へと変化してきました。市販のタレに頼らず、自分で調味料を組み合わせて作るようになり、体自体もその味付けを好むようにもなってきましたし、家族もその味付けのほうがおいしいと言ってくれます。
手作りの甘酒をきっかけに、味覚が以前よりも繊細になったようで不思議です。シンプルな薄味は、体にも良いですし、家族も喜んで食べてくれるのでそのまま継続させたいです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
イラスト/sawawa
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著者:izuみん
小学生の子ども2人を育てる母です。40歳を過ぎても美しい女性でありたいと強く願う私。外見はもちろん内面に関しても楽しいこと&うれしいことをして日々笑顔で過ごしていきたいです。