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「わが子を抱っこできない」産後に突然襲った左半身の激痛としびれ。私を半年苦しめた正体とは

30代後半で出産した私の体に、思いも寄らない変化が訪れました。子育てと家事に追われる中、突然の痛みと向き合うことになった体験をお伝えします。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師中村 光伸先生
光伸メディカルクリニック院長

医学博士。整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。
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産後の体に忍び寄る異変

末っ子を30代後半に出産した後のことです。毎日、産後の体にむち打ちながら、子育てや家事に奮闘していました。そんな日々の中、次第に左半身、特に腰から足首にかけてしびれを感じるようになりました。赤ちゃんを抱っこしたり、授乳したりと、体への負担が大きい時期でしたし、年齢的にも仕方がないのかなと、最初はあまり気に留めていませんでした。

 

けれども、マッサージや湿布、ストレッチを試しても一向に良くならず、むしろ日に日に症状は悪化していきました。やがて、左半身だけに電気が走るような激しい痛みが出てきて、とてもじゃないけれど、目の前のかわいいわが子を抱っこすることもできず、家事も思うようにできなくなってしまいました。

 

そのため、夫にも負担をかけてしまい、仕事で疲れているのに家事や赤ちゃんの世話、さらに私のことまで任せてしまうことに。これではいけないと思い、渋々病院に行くことにしました。

 

坐骨神経痛との苦しい日々

診断は坐骨神経痛(ざこつしんけいつう/おしりから足につながる坐骨神経に沿って起こる痛みやしびれ)でした。母乳で育てていたので、できれば薬は使いたくない気持ちが強く、おきゅうや、はり治療でなんとかしようとしました。しかし、やはり劇的な効果は得られず、一度だけ強めの痛み止めを打ってもらうことにしました。

 

すると、免疫力がかなり落ちていた私の体には刺激が強すぎたのか、病院で痛み止めを打った直後、待合室でふらふらと目の前が真っ暗になり、倒れてしまいました。ひどい吐き気とめまいで起き上がれなくなり、本当に大変な思いをしました。

 

それから半年近く、坐骨神経痛と付き合いながらの家事と育児。心身ともに本当につらい時期でした。

 

 

年齢とともに変わる体と向き合う

振り返ってみると、年齢を重ねるにつれて、若いころなら無理してもなんとかなっていたことが、少しの無理でもすぐに体に表れるようになったと実感します。頭では「まだ大丈夫」と思っていても、体は正直で、年齢とともに悲鳴を上げるようになってしまいました。

 

正直、少し寂しさも感じますが、家族のためにも自分のためにも、無理をしすぎず、うまくバランスを取りながらやっていくことが大切だなと、しみじみ感じています。今は、自分の体と向き合いながら、家族と過ごせる日々を大切にしたいと思っています。

 

まとめ

坐骨神経痛になったことで、無理を重ねてきた体が限界を教えてくれました。これからは自分をいたわりながら、家族との時間を大切に過ごしていきたいです。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:加藤愛子/30代女性・主婦

イラスト/きりぷち

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)

 

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