運動を始めて5カ月目に股関節に痛みが
右利きの私は、自分の利便性を考えて、若いころからバッグや荷物は左手にばかり持つようにしていました。その習慣があったため、2人の子どもも赤ちゃんのときは左手に抱き、幼児期も左手で抱っこして、右手は添える程度にしていたのです。すると次第に、何も持たずに立つと、左側に少し傾くような姿勢になっていました。
この状態で、メタボ予備軍脱出を目的に始めたダイエットのために運動を取り入れてみたところ……。最初はあぐらをかいても左右の開きに差が感じられなかったものの、5カ月目に入ったころから、右股関節に違和感を持つようになったのです。筋肉痛かと思い放置していたら、だんだんと開くたびに痛みを感じるようになり、開き方にも違いが出てきてしまいました。
もし病院に行き、ドクターストップがかかってしまったら、せっかくダイエットが軌道に乗ってきて体が引き締まり、体重や体脂肪率も減ってきたのにリバウンドしてしまうかもしれない。リバウンドまでいかなくても、もう二度と運動を試みようという気持ちが持てなくなってしまうかもしれない。迷いに迷って、右足をかばいながら継続する道を選んだのでした。
かばいながら筋トレをしても痛みは引かず
歩いているときは痛みを感じないものの、あぐらをかいて股を開くたびに右股関節に痛みを感じてしまうため、運動の際には開き方を加減し、足の付け根を回すときはやさしくゆっくりと、そして回数も少なくしました。自然に痛みが治まってくれるのを待っていたのです。
ところが、全然痛みが治まることはありませんでした。ただだんだんと、痛みのパターンがわかってきたのです。しっかりと筋トレをして体全体が温まると痛みが和らぎ、体が冷えると痛みが復活し、さらに週末でトレーニング量が減ってから週明けに筋トレをするとより痛みを強く感じました。放置していれば痛みが消えるものではないのだなと理解したのです。
今までの体の使い方の癖で、左側に傾き、左半身にばかり負荷をかけていた私は、筋トレも左側にばかり頼っておこなっていたことにも気が付きました。スクワットも腕立て伏せも、足を前後に開いて股関節や膝関節の曲げ伸ばしをおこなうランジも左半身に力をかけておこない、あお向けで足を上げるジャックナイフも左足を少し前に持ってくることでバランスを取り、天井に足を突き上げていたのです。
右足をかばうのではなく、右足にこそ負荷をかけて筋力をつけなければ、股関節の痛みを取り去ることはできないのだなと考えるに至りました。
右足を集中的に鍛えたら痛みが消えた!
まずは、インスタグラムやその他ネット記事を検索して、股関節を柔らかくするというストレッチを取り入れてみることにしました。足の裏と裏をくっつけてあぐらをかいて前屈してみたり、カエルのような体勢をして上下に動かしてみたり、伸脚をしてみたりしました。
中でも一番改善を実感できたのは、あお向けになり片膝を立てて、もう片一方の足をあぐらのように開いて反対の足のももの上に乗せ、顔側に何度も持ってくるストレッチでした。回を重ねていくうちに、右股関節がどんどん開くようになり、同時に腹筋も鍛えられました。
それに加えて普段の筋トレでも、常に意識して左側に傾いたり、左半身を頼りにおこなったりしないように注意しました。ダンベルやエクササイズベルトといった道具を使い、意識的に右足に負荷をかけるようにし、運動の回数も増やすようにしたのです。また、運動をしない期間ができて筋肉が固まってしまわないように、毎日短時間でも体を動かす時間を持ちました。
すると、即効性はなかったものの、少しずつ痛みを感じる回数が減っていったのです。そして、痛みを感じてから4カ月たったころからまったく痛みを感じなくなりました。
まとめ
運動を始めて5カ月目で右股関節に痛みを感じたときは、順調だったダイエットをやめなければならないのかという悔しさと、リバウンドしてしまうかもしれないという恐怖心が渦巻いていました。
思い切って、股関節を柔らかくするストレッチと、右足の筋力を強化する筋トレを取り入れたことで、痛みを消し去ることができたのです。しかも、自分の癖を改めて認識できたことで姿勢を正せ、筋トレ法を見直したことでより体を引き締められました。まさにエジソンの名言、「失敗は成功の母」でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:竹みか/40代。1男1女の母。食べるのも作るのも大好きぽっちゃりオバチャンだったが一念発起。ダイエットに目覚め、体重15kg、体脂肪率7%落とすのに成功。今も絶賛継続中!
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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