ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=『新しい家族のカタチ』について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声を紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。
職場の同僚のMahoさん(写真左)とRisaさん(写真右)。一緒に仕事をする中でお互いに惹かれあい、お付き合いをスタートし、家族になりました。
付き合ったころから「子どもが欲しい」と思っていたという2人。さまざまなステップを経て、デンマークの精子バンクで1,000人以上の候補の中からドナーを決定。
5回目のチャレンジでRisaさんが第一子・ぽこ太郎くんを授かり、2022年11月に出産しました。
育児に専念するため、しばらく動画をお休みしていた2人。久しぶりに更新した内容は、なんと「2人目の妊娠発表」! 今回妊娠したのはMahoさん。2024年3月に第2子を出産しました。2人のママが、1人ずつ出産したわけとは…!?
マイノリティだからこそ、分かり合えるきょうだいが欲しかった
2人は元々、「子どもは2人欲しかった」そうです。
その理由は、「マイノリティだから、分かり合える相手としてきょうだいがいた方が良い」と考えてのことだと語っていました。
年齢的に子どもを3人もつことは厳しいかもしれないため、話し合って子どもは2人と決めたようです。
2人のママが1人ずつ出産したわけとは?
子どもたちの将来を考えて、きょうだいを作ろうと計画した2人。
Mahoさんは最初から「絶対に子どもを産みたい!」と思っていたそうですが、Risaさんは自分で産むことに関しては、「どちらでもいいかな」と思っていたそう。
そんな中、「家族が増える=家族としての幸せが倍になる」という話を2人でしているうちに、Risaさん自身も自然と「子どもを産みたい」と考えるようになったといいます。
自分も産みたいけど、2人の子どもを想像したときに「Risaの子どもを育てたい」というMahoさんから熱望もあり、1人ずつ出産することにしたようです。
なぜ「絶対に自分が産みたい!」と思っていたMahoさんからではなく、Risaさんが先に出産したかというと、年功序列で決めたそうです。
年子育児のメリット・デメリット
動画では、年子での妊娠・出産・育児を振り返って良かったこと、大変だったことを教えてくれています。
良かったこと
・上の子もまだ小さいので、ママが妊娠することによる寂しさをあまり感じていない
・1人目の出産・育児の記憶が新しいから、2人目育児の想像がつきやすい
・出産準備がラク。上の子のものを使える
大変だったこと
・ぽこ太郎が保育園1年目なので風邪をひくことが多かった
・妊娠中のMahoさんが子どもと一緒に風邪を引きやすかった
・妊娠中の抱っこが大変だった
このほかにも、「上の子と同じ産院で出産し、同性カップルという特殊な環境を温かく受け入れてもらえた」ことが良かったそう。
同性カップルだからこそわかり合えること
「1年前にパートナーが妊娠・出産を経験しているからこそ、つらさや大変さをわかり合うことができた。これはめちゃくちゃ良いことだった!」と語るMahoさん。
初めての妊娠で不安な中、一度出産を経験しているパートナーが横にいてくれるのはとても心強かったそうです。
また、2人のつわりの重さが違ったことから、「人によっても妊娠や出産の状況は異なる。決めつけた価値観で話さない方が良い」など、お互いに経験しているからこそ理解し合えることもあったといいます。
◇ ◇ ◇
動画では、終始おふたりが笑顔で見つめ合って話す姿から、お互いを想いあっている様子がとても伝わってきます。そんな姿に、視聴者からは『愛に溢れた素敵な家族だと心から思える。お体お大事に赤ちゃん楽しみにしてます!』など、たくさんの応援コメントが届いていました。
同性カップルの子育てや年子育児はたくさんの苦労もあるかと思います。お互いの気持ちを分かり合えるおふたりなら、支え合いながら笑顔溢れる子育てができそうですね。
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