そんなことを思っていたの…?
私は保育園のお迎えが終わると、娘を連れて毎日のように実家へ。この日も実家に立ち寄り、娘は私の父と室内で追いかけっこを楽しんでいます。途中、逃げる娘がリビングの扉を「バタン!」と勢いよく閉めると、なんとそれまでニコニコ顔で娘と遊んでいた父が「おい! 壊れるだろ!」とすごい剣幕で怒りをあらわに……。驚いた娘は泣き出します。私が「そんな怒鳴らなくてもいいでしょ! やさしく注意してあげてよ!」と言うと、「俺が悪いのか! 何なんだお前も毎日連れてきて! さっさと連れて帰れ!」と父の怒りは私にも飛び火し、なかなか収まる様子もありません。母が家にいなかったこともあり、私はすぐに「ごめんね、もう帰るよ」と父に謝って、娘と実家を出ました。そのあと冷静さを取り戻した父から「あのときは怒鳴って悪かった。孫はかわいいいけど、毎日のように遊ぶのは大変で少し疲れていたのかもしれない」と謝罪が。私も「こっちこそ、たくさん娘に会えたらうれしいかなって思って、いつも押しかけてごめんね」と謝罪しました。
その後は毎日のように行くのはやめ、頻度は週1回、時間は1時間程度にし、父と母が実家にそろっているタイミングで遊びに行くことに。毎日行けば父母が喜ぶだろうと思い込んだことを反省しつつ、親しき仲にも適度な距離は必要なことを学んだ出来事です。
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作画/yoichigo
著者:緒方佳子
3歳の娘を育てる30代のママ。少しのんびりめな娘の成長を、周りと比べないよう焦らず見守るよう努力中。最近仕事を変えて学びの日々を送っている。