夫のセリフが引っかかる
わが家の子どもたちは夜7時半には寝室に行き、8時を過ぎるころには2歳の息子も6歳の娘も寝ていることが多いです。その寝かしつけの時間帯にちょうど帰宅することが多いのが夫です。
夫は7時半から8時の間に帰ってくると、そっと寝室に入ってきます。このときにまだ子どもたちが寝ていないと、「よかった! 今日も間に合った!」とうれしそうにして、少しだけ子どもたちと話して寝室を出ていきます。
私は毎回この「間に合った」のセリフにイライラしてしまうのです……。
何にも間に合ってませんが?
夫の「間に合った」の意味はわかります。「起きている子どもたちを一目でも見れた」ことがうれしいこともよくわかります。ただ、私に言わせれば夫は何にも間に合っていません。
子どもたちの遊びに付き合い、ご飯を食べさせ、お風呂に入れ、嫌がる息子を説き伏せて歯を磨き、着替えさせ、わがままに付き合いながらも寝かしつけに持っていく……と長い過程を経ているのです。
寝る前のたくさんのステップのどこにも間に合っていないのに、最後のゴールのところだけに出てきて「間に合った」と言われると、つい毎回イラっとしてしまうのです。
休みの日などは寝かしつけるまでの過程を見ているのだから、「間に合った」にプラスして「今日もありがとう」など言ってほしいなと思ってしまいます。同時に私自身も、相手の見えない労力を想像して、「お疲れ様・いつもありがとう」などの言葉を忘れないようにしなければと思っています。
著者:山口花/30代女性/2017年生まれの女の子と、2021年生まれの男の子のママ。夫の地元で個性的な人たちに囲まれながら育児しつつ、教育系ライターとして活動中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)