その日に限って、いつもと違い…
未就学児の子育てサークルに参加していたときのこと。おしゃれなママたちは毎回違う洋服を着ていましたが、私はそんなレパートリーもないので、持っている服の中から動きやすい服装を選んでいました。
その日の服装は、スエットの上着とデニムパンツ。子育てサークルの会場は暖房が入っていたので暖かく、先生は「みなさん、上着を脱いで集まってくださいね」と言っています。わたしは、ヤバい!と思いました。なぜなら、上着の下は黒のインナーだけ……。
先生の言葉は聞こえなかったふりをして集まると、「おかあさん、動きにくいので上着は脱いでください!」と言われてしまいました。インナーは分厚い生地だったのでTシャツにも見えたと思います。ですが、ピタッと体にフィットしているためボディラインをひろい、お腹の肉がバレバレの状態になりました。
しかも、その日に限って活発に動く内容で……。もう、早く帰りたくて仕方がありませんでした。今さらですが、「私、上着の下は下着なんです」とどうして言えなかったんだろう、勇気を出して言えばよかった、と思い出す度に感じています。
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知らないママばかりのなかで、自分の意見を述べるのは勇気がいりますよね。日常の失敗や恥ずかしい思いは笑いに昇華し、子育てを楽しんでいきたいですね!
イラスト/森田家
著者:那波あこ
小学3年生の娘を育てる母。結婚10年目突入。保育士と幼稚園教諭の資格をもっている。