おなかに新しい命が芽生え、自分だけの体ではなくなりました。妊娠すると、食事で得たエネルギーが赤ちゃんにも送られていきます。今まで以上に食事の栄養面には気遣いたいところ。今回は、筆者が妊娠中の食事で心がけたポイントをご紹介します。
今まで以上に栄養バランスを考える
妊娠前は貧血で悩んだことがなかったのに、妊娠してから貧血に悩むようになったママも少なくありません。筆者もその1人で、妊婦健診の血液検査で貧血と診断されました。
なかなか貧血を改善することができなかったため、鉄剤と貧血注射で対策をおこなうことに。妊娠をしたら、これまでにはなかったトラブルが出てくることも多いため、今まで以上に栄養バランスを考える必要があると感じました。
カルシウムや鉄分を積極的にとる
産婦人科医からよく言われたことが、「妊娠中はカルシウムや鉄分を積極的にとること」です。「豚レバー」や「しじみ」、「大豆」など、カルシウムや鉄分が多く含まれた食品を意識的に食べることをすすめられました。
とくに、すすんで食べたいのが「豚レバー」です。鉄の含有量が多く、吸収率も高いといわれています。レバニラ炒めや甘辛煮、香味揚げなど、レシピもたくさんありますよ。ただし、食べ過ぎるとビタミンAの過剰摂取につながりますので、食べすぎにはご注意を。
妊娠中の便秘対策に食物繊維もシッカリ
妊娠中に便秘で悩むママも多いと思います。筆者が便秘対策のためによく食べた一例としては、「ワカメ」や「ブロッコリー」などがあげられます。
ワカメはローカロリーなうえに、鉄や食物繊維などが豊富。味噌汁などに入れて毎朝食べられるので、手軽さはばつぐんでした。ブロッコリーは食物繊維のほか、鉄の吸収率を高めるビタミンCも含まれています。おすすめの食品のひとつです。
妊娠中、たくさん食べたい! という衝動に駆られた時期もありました。塩分過多やカロリーオーバーにも要注意です。妊娠・出産は、食生活を見直すいい機会にもなると感じています。毎日の食事メニューに、足りない栄養素をプラスしてみてはいかがですか?(TEXT:ママライター田中由惟)