生理が遅れ、不安が募る
私の生理周期は比較的安定していて、毎回大きく遅れることはありませんでした。今はスマホのアプリで生理周期を管理していているので、生理の予定日が近づいてくると準備するようにしています。
しかしあるとき、生理予定日になっても生理が始まりません。生理前特有の腰がズーンと重たい感じはあったので「そろそろだろう」と思っていたのですが……。
珍しいなと思いながら過ごしていましたが、さすがに1週間遅れたころには、これまで1こんなに遅れたことがなかったことから「病気だったらどうしよう」「妊娠の可能性も?」など、どんどん不安に。
夫の反応にモヤモヤ
そして、ひとりで不安を抱えきれなくなった私は、「生理が遅れているみたいなの」と夫に報告することに。すると……夫は「そうなんだ」と興味ないように言うだけでした。
予想外の反応の薄さに私はあ然。もし何か病気の可能性があったら、妊娠の可能性があったら……夫婦2人で向き合わなければいけないことなのにと、私は夫のどこか他人事な反応にモヤモヤとしてしまいました。
そして1回病院へ行ってみようと考えていると、その夜に生理が。ひとまず生理がきたことに安心すると共に、夫にも生理がきたことを伝えました。
夫の表情が一瞬にして変わり…
「生理がこないのが不安で病院に行こうかと思っていた」と私が言うと、夫の表情がスッと真剣なものに。そして「生理が遅れるってそんなに深刻なことだったんだ」と言われたのです。
夫の反応に私はびっくりしてしまいました。たしかに、どう不安に思っているのかは口にはしていませんでした。病気だったらどうしよう、妊娠していたら……という私の不安は、「生理がこない」という言葉だけでは夫には伝わっていなかったのです。
私自身、言葉が足りなかったなと反省し、どういうことが不安で心配に思っていたのか夫に説明。しっかりと説明すると夫も理解してくれたようでした。
今回は生理に関することだったので、男性にはわかりづらかったのかもしれません。ただ、このことに限らず、「これくらいわかってくれるだろう」と思い込まないで、きちんと自分の気持ちを相手に伝えることは大切だなと思いました。
※正常の生理周期日数は、25~38日と定義されています。そのため、周期通りに3カ月たっても生理がこない場合は、放置せず婦人科で相談するようにしましょう。
著者/大岡むぎ
作画/ちゃこ
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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