授乳が体力的につらい、職場復帰など、さまざまな理由で断乳を考えるママもいることでしょう。ママの意思でやめようとしたものの大変苦労した、あるアイデアですんなり卒業できたなど、まわりからいろいろな話を聞きます。今回は、先輩ママたちの断乳・卒乳体験談をお伝えします。
「子どもからすんなり卒乳した」
「子どもから自然に卒乳した」と話す友人がいました。当時1歳2カ月。食べることが大好きな子で、だんだんと食後や日中におっぱいを求めることが減ってきたと言います。
思い出したかのようにおっぱいを求めてくる日もあったようですが、自然と卒乳に成功したと言っていました。ときが来ればあっけなくおっぱいを卒業できるケースもあるんですね。筆者にとってはとてもうらやましい話でした。
「ばんそうこうを貼って計画的に断乳した」
まわりからさまざまな断乳・卒乳エピソードを聞きますが、なかでも印象的だったのが乳首にばんそうこうを貼った話です。職場復帰のため、1歳6カ月で断乳しようと決めた友人は、断乳の1カ月前からわが子におっぱいをやめることを伝えたようです。
断乳実行日には乳首にばんそうこうを貼り、「痛いよ~」と子どもに見せたとか。そうすると子どもながらに「痛そう」と感じたのか、おっぱいを求めてこなくなったそうです。
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「何度も心が折れてしまう」
授乳が体力的につらく、子どもが1歳のときに断乳を実行した友人がいました。ふだんあまり泣かない子どもが顔を真っ赤にして号泣。そんな姿を見るに耐えなくなり、心が折れて授乳をしてしまったそうです。
それ以来も「最後だよ」と言いつつ、なかなか断乳できない状態になり、結局は夫と交代で子どもをあやしながら、おっぱいからの卒業を遂げたようです。友人の話を聞いた筆者は、自分ひとりで抱え込まず、まわりの協力を得ることも必要だと感じました。
子どもからの自然な卒乳が理想なのかもしれません。しかし家庭の事情によっては、時期を決めて断乳を考えることが必要になるケースもあります。おっぱいを卒業しようと決めたら、散歩へ出かけるなどの気をそらす工夫や、一度決めたことは貫き通す気持ちも忘れずにいたいですね。(TEXT:ママライター田中由惟)