なんでそんな嘘を…
周囲のママたちは車で買い物に行くことが多く、中には「困ったら言ってね!」と言ってくれる人もいて、本当に困ったときは助けてもらっていました。そんな中、息子2人が風邪でダウンし小児科へ行くことに。タクシーを使い小児科へ向かい受診すると、待合室に同じ社宅のAママがいて、Aの娘さんも発熱してきていたとのこと。「車で来てるから、帰りは乗ってきなよ」と言ってくれて、簡易版のジュニアシートになるベルトを持っていたので甘えることにしました。帰宅してから、アイスクリームを持ってお礼に伺い「本当に助かりました!」と感謝を伝えました。
後日、ママ友から「小児科で会って、どうしても乗せてくれと食い下がられたので仕方なく乗せた」とAママに言いふらされてるよと噂が流れてきました。持って行ったアイスも「高級そうなものを持ってきて気に入らない」とも言っていたそうです。
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実はAママの旦那・A夫さんは私の夫の部下でした。私が夫に「こんな風に声かけてくれて、車に乗せてくれて本当に助かったんだよ」と話した翌日、夫もA夫さんにお礼を言っていたのです。その様子を見ていた人もいて、明らかにAママが嘘をついているとバレバレでした。あっという間に「Aママが嘘をついた」と知れ渡り、結果あまり人が近寄らなくなりました。私もそれ以降頑張ってペーパードライバーを返上して自力で送迎できるようになりました。
作画/犬野ぽよ彦
著者:さくらはなこ
この当時、幼稚園児の年子男子を2人抱え、激務&転勤族の夫について転居、ワンオペで育児をする専業主婦でした。