お気に入りのマイ座布団が!
学校で、講義が終わったあと生理用品を替えようとトイレへ。そこで下着をおろすとなんと血だらけ! 「もしかして……」とズボンを確認すると、しっかりズボンにまで染みており大惨事になっていました。その日は経血量が多くなる生理2、3日目でしたが、自分的にはこまめにトイレに行き生理用品を交換しているつもりでした。そのため、まさかここまでひどいことになっているとは思わず……。
ひとまずナプキンを替え、ズボンに付いた汚れはできるだけトイレットペーパーで拭き取りました。そしてこの日着ていた上着を腰に巻き、ズボンについた汚れを隠して講義室の自分が座っていた席へ。
ズボンに経血が染みていたということは……と自分が座っていた席を確認すると、椅子に敷いていたマイ座布団にもしっかりと経血のシミが付いてしまっていました。
お気に入りの座布団だったのでショックが大きく、洗うことも考えましたが、洗っても学校に干しておくところはなかったこと、男子の目も気になったことで、私は泣く泣く中身の見えない袋に入れて燃えるゴミへ。マイ座布団を捨てることに悲しくなってしまったものの、座布団を椅子に敷いていなければ、学校の椅子を盛大に汚してしまっていたかも……と考えるとちょっとゾッとしました。そういう意味では、座布団を敷いていて最悪の事態を免れたのでよかったです。
その後、電車で2時間かけて帰宅しなければいけなかったので、下着はコンビニで購入し、ズボンは学校の近くに住んでいた友だちにお願いして借りることに。友だちから借りたズボンは洗って後日返却しました。今回の事態がトラウマとなり、私は社会人になった今でも自分の席の椅子には必ずマイ座布団を敷いています。
著者/粒来杏
イラスト/たこ
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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