こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。赤ちゃんが最初に食べるタンパク質としておすすめの「豆腐」。栄養価が高く、舌触りがなめらかな豆腐は、離乳食に重宝する食べ物のひとつです。
豆腐にも種類がありますが、絹ごし豆腐よりも少しかための木綿豆腐は、離乳食期のいつごろから使えるでしょうか?
絹ごし豆腐と木綿豆腐の違い
絹ごし豆腐と木綿豆腐の違いはいくつかあります。また、料理の方法もそれぞれによって使い分けます。
【食感】
絹ごし豆腐は舌触りがなめらかで、きめが細かくやわらかく、料理をしていて崩れやすい豆腐です。一方、木綿豆腐は絹ごし豆腐よりも崩れしにくく、濃厚な味わいでしっかりとした食感の豆腐です。
【栄養】
木綿豆腐のほうが栄養価が高いと言われています。
【作り方の違い】
絹ごし豆腐は、豆乳とにがりを入れて固める製法。木綿豆腐は、容器に布を敷き、固まった豆腐を入れて水分を抜く製法。
【それぞれに合う料理】
絹ごし豆腐は、冷ややっこ、サラダ、なべ物など。木綿豆腐は、炒り卵、白和え、豆腐ステーキなど。
赤ちゃんが木綿豆腐を食べられる時期
赤ちゃんが木綿豆腐を食べられる時期は、9~11カ月ごろ(離乳食後期)からです。ただ、何度もお伝えしているように、絹ごし豆腐よりも少しかたいという特徴があるので、はじめはなめらかな舌触りの絹ごし豆腐をおすすめします。絹ごし豆腐で慣れてきたら木綿豆腐にもチャレンジしてみましょう。
赤ちゃんが木綿豆腐を食べるときに気を付けたいこと
木綿豆腐を離乳食に使うときに気を付けたいことは、離乳食中期まではまわりの固い部分を取り除くことです。それ以外は、絹ごし豆腐と同じように使うといいと思います。 絹ごし豆腐も木綿豆腐も、一度茹でて殺菌してから調理しましょう。絹ごし豆腐や木綿豆腐でおいしい離乳食を作ってくださいね。
保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。