キッズスペースの前に立っている男性
3歳と1歳の娘たちを、ショッピングセンターのキッズスペースで遊ばせていたときの話です。しばらくしたらキッズスペースの前でスマホを持ちながらずっと立っている60代ぐらいの男性が目に入りました。
スマホを持ったまま立っていたので、最初は何か調べ物をしているのかな?と思ったのですが、その場からずっと離れません。5分以上そこにいて、他に遊んでいる子どもの保護者でもなさそうだったので、男性がスマホを触るたびに「もしかしたら子どもたちを盗撮しているのではないか」と警戒しました。
その場を離れようとしたら
怪しいと思い、子どもたちに「そろそろ帰ろうか」と声をかけようとしたとき、キッズスペース横の通路から「じいじ~!」と、5歳くらいの男の子が男性目がけて走ってきました。
キッズスペースの裏側には子どもの英会話スクールがあって、男性は孫のお迎えに来ていたようです。うれしそうに今日会ったことを男性に報告している男の子を見て、私は何て偏見を持っていたんだと申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
まさかおじいちゃんが、ひとりで孫の習い事のお迎えをしているということを想像できていなかった私。思い込みで不審者と判断してしまい申し訳なかったと反省しました。また、偏見を持った自分が恥ずかしいです。孫ととても楽しそうに話していた男性の姿にはほっこりしました。
著者:堀川京香
2020年生まれ、2022年生まれの女の子を育児中の2歳差姉妹ママ。生理不順を機に前職を退職。自身の経験を元に妊活・出産・育児について執筆中。