「私の名前ってどうやって決まったの?」いつかこんなふうに子どもに聞かれることが一度はあると思います。ベビーカレンダーでは、今年生まれた赤ちゃんの名前とそのエピソードを募集しました。そこにはパパとママがたった一人のわが子のために考えたストーリーがいっぱい。
今回は、たくさんの応募の中から、グッドエピソード賞を受賞したエピソードをご紹介します。なかでも「赤ちゃんの名前ランキング」でも上位となった、人気名前の名づけエピソードをピックアップしました。
男の子 名前ランキング2位「蓮くん」
性別がわかる前から男女両方の100個以上の名前を考えたけど姓名判断をするとどれも字画がよくないものばかり。命名は親からの最初の贈り物だし、一生使うので字画のいい名を選んであげたかった。そこで、姓と字画の相性がいい名前の中から、漢字の読み方・書き方が分かりやすい字で選んだ。
不妊治療に耐えてやっと授かった子で、切迫早産も乗り越えて大きく育って元気に生まれてくれたので、泥にまみれながらきれいな花を咲かせる蓮にあやかり、困難に打ち勝つ子になるようにと思いを込めて命名した。(れんははさん)
女の子 よみランキング2位「あかりちゃん」
まだ妊娠に気付く半年前からたびたび、4年前に突然亡くなった父が女の子の赤ちゃんを抱っこしながら「あかり、やっと会えたね!」と話しかけている夢を見ていました。当時は4歳の男の子と8カ月の男の子を育てている最中。女の子がほしかったからかな?と思う程度でそれよりも、突然のお別れだったから夢でも父に会えることがうれしかったくらいでした。
しかし、あまりにもその同じ夢を見る回数が多くなった夏の終わりごろ、夏バテで体調を崩し、病院にいったところなんと妊娠4カ月になる手前であることが判明。子育てにドタバタのあまり、妊娠に気付かなかった私に父が夢を通じて赤ちゃんの存在を教えてくれていたのでした。
そんなおなかの赤ちゃんもあっという間に順調に育ち、桜が満開の日に無事出産。産まれた子は女の子。病室のベッドから見える中庭の桜が夜もきれいに咲いていて、まさに季語「花あかり」の状態。その瞬間、父がこの子を私たちのところへ授けてくれたような気が……。生まれた日の光景と父が夢で呼んでた名前に温かい縁を感じ、「あかり」と名づけました。ちなみにその夢を見ることは、もうないです。(アヒルに似てるのさん)
男の子 名前ランキング7位「新くん」
新しいことに挑戦する向上心のある子になってほしい。新しい出会い(人や物)を大切にできる子になってほしい。という想いを込めました。
主人と私、ともに新がいいねと意気投合し、すぐに名前が決まりました。私自身、新が生まれてから、公民館に足を運んだり、お会いする方となかよくなったりと、積極的になったように思います。この子の影響かなぁ、なんて思ってます。(あらたママさん)
栄えある「ベストエピソード大賞」を受賞したエピソードもぜひチェックしてみてください。受賞者以外にも、名づけエピソードキャンペーンにご応募いただいた方のエピソードは、すべて名前といっしょに掲載しています。これから赤ちゃんの名前を決める人はぜひ参考にしてみてくださいね。