念願の初テーマパークで夢のような時間
私はテーマパークにあまり縁がなく、22歳になるまで行ったことがありませんでした。
小さいときから「行ってみたいな〜」とずっと思っていたもののなかなか機会に恵まれず、親に連れて行ってもらっている友だちを見てはうらやましく思う日々。そんな私でしたが、22歳になり、大学の友だちと初めてテーマパークに行くことになりました。
当日は朝からテーマパークのカチューシャを買って、アトラクションに乗ったり写真を撮ったりしてテーマパークを満喫していました。
おなかが痛くなり、トイレに行くと…
朝から全力でテーマパークを楽しんでいたのですが、午後になるとだんだんおなかが張っているような感じがし始めました。最初は「はしゃぎすぎて疲れてきているのかな?」くらいにしか思っていなかったのですが、トイレに行くとおりものシートに経血が付いていたのです。
生理用ナプキンは持ってきていたため、ナプキンに着け替えてトイレを出たものの、楽しい日に生理がきてしまったことで気分はどんより。また、そこから段々と生理痛がひどくなり、足取りもフラフラとしてきてしまいました。
友だちの気づかいと楽しさで回復
「生理が始まってしまい、体調が悪くなった」と楽しんでいる友だちに言うのは申し訳ないなと思い、しばらく平気なフリをしていたのですが……。立っていることが限界に近づいてきたため、ついに告白することに。
すると友だちは「早く言ってくれたらよかったのに〜」と言って、持っていた貼るカイロと市販の痛み止めを差し出してくれました。そのうえ、私が体を休めながらも楽しめるように、座ったまま楽しめるアトラクションに乗らないかと提案してくれたのです。
薬が効いてきたこと、友だちの気づかいもあり、その後は生理だということをそこまで気にせずテーマパークを満喫することができました。
小さいときから楽しみにしていた人生初のテーマパーク。そんな日に生理がきてしまい、体調が悪くなったときはショックな気持ちでいっぱいでしたが、やさしい親友のおかげで、とてもいい思い出になりました。私も友だちが生理などで体調不良になったときは気をつかえるような人間でありたいなとも思った出来事でした。
著者/橘 純香
イラスト/アゲちゃん
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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