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「おしもを消毒!?」手術当日、看護師の言葉にカルチャーショック! #子宮筋腫よさらば 5

【子宮筋腫よ、さらば☆ 第5話】2010年ごろに受けた人間ドックで、3cmほどの子宮筋腫が3つ見つかった猫野サラさん。6〜7年ほど治療をせずに放置した結果、筋腫はグレープフルーツよりも大きいサイズに肥大してしまいました。その後、総合病院に転院した猫野サラさんは、医師と相談した上で「子宮全摘」を決意。2016年のGW期間中、10日間ほど入院して子宮筋腫の手術(子宮全摘術)を受けることになりました。

入院初日を迎えた猫野サラさん。明日はいよいよ手術というとき、タイミング悪く入院していたお母さんから「退院日が前倒しになったので明日の手術に立ち合います」との連絡が。病み上がりにもかかわらず新幹線でわざわざ遠方からくるという母の行動力に、猫野サラさんは思わず「まじか……」と声を漏らしてしまいます。

 

入院初日(手術前日)は看護師さんにおなか周辺の剃毛をされたあと、麻酔科の医師が病室にやってきて紙芝居形式で硬膜外麻酔と全身麻酔の説明をしてくれるなど、明日の手術に向けて準備が進んでいきます。

 

21.夕食とシャワー

「おしもを消毒!?」手術当日、看護師の言葉にカルチャーショック! #子宮筋腫よさらば 5

 

「おしもを消毒!?」手術当日、看護師の言葉にカルチャーショック! #子宮筋腫よさらば 5

 

荷ほどきを終えたあと、夕食を済ませた猫野サラさん。夕食には全粥のほか、きゅうりの漬物や野菜を中心としたおかずなど、消化に良さそうなものが出たそうです。

 

「おしもを消毒!?」手術当日、看護師の言葉にカルチャーショック! #子宮筋腫よさらば 5

 

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麻酔医から説明を受けたあと、猫野サラさんは終わっていなかった荷ほどきを済ませました。その後、夕食を食べて下剤を服用してからシャワーへ。明日からしばらくシャワーを浴びられないため、この日は念入りに体を洗っておいたそうです。

 

消灯時間が訪れ、猫野サラさんは明日に備えて早めに床に就きます。明日はいよいよ手術ですが、あまり緊張もせず、気分は落ち着いているようですね。

 

22.手術着に着替える

「おしもを消毒!?」手術当日、看護師の言葉にカルチャーショック! #子宮筋腫よさらば 5

 

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「おしもを消毒!?」手術当日、看護師の言葉にカルチャーショック! #子宮筋腫よさらば 5

 

いよいよ迎えた手術当日。ウォシュレットで刺激するもののなかなかお通じが出ず、猫野サラさんは浣腸をお願いすることに。点滴が始まるまでになんとかお通じを済ませることができました。

 

その後、診察室に移動して内診を受けた猫野サラさん。看護師さんの口から飛び出した聞き慣れないワードとその内容に、「うがい薬で消毒をするんだ!」と、カルチャーショックを受けたようです。ちなみに、自宅でのうがいに用いるケースと、医療現場で消毒用として使用するケースなど、用途によって薬の濃度は異なります。

 

個室に戻った猫野サラさんは手術着に着替え、ここから点滴が始まります。

 

23.点滴スタート

「おしもを消毒!?」手術当日、看護師の言葉にカルチャーショック! #子宮筋腫よさらば 5

 

「うがい薬でおしもの消毒!?」看護師さんの言葉にカルチャーショック! #子宮筋腫よさらば 5

 

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「おしもを消毒!?」手術当日、看護師の言葉にカルチャーショック! #子宮筋腫よさらば 5

 

※通常、点滴には「クレンメ」という薬の流量を調整する部分がありますが、イラストでは省いています。

 

検温と血圧測定のあとに点滴が始まりました。これから水分は明日の昼ごろまで、食事は明日の夕方までとることができません。

 

お昼前になり、お母さんと夫が連れ立って病室に姿を現します。新幹線で遠方からやってきたお母さんを、猫野サラさんの夫が車で迎えに行ってくれたようです。

 

※NO.24はブログ読者さまへのお知らせのため、本記事ではカットさせていただきます。内容が気になる方は、著者プロフィールより猫野サラさんのブログをご覧ください。

 

25.手術室へ

「おしもを消毒!?」手術当日、看護師の言葉にカルチャーショック! #子宮筋腫よさらば 5

 

「おしもを消毒!?」手術当日、看護師の言葉にカルチャーショック! #子宮筋腫よさらば 5

 

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「おしもを消毒!?」手術当日、看護師の言葉にカルチャーショック! #子宮筋腫よさらば 5

 

※弾圧ハイソックス:医療業界では「弾性ストッキング」と呼ばれます
※通常、点滴台には持ち手(グリップ)が付いていますが、イラストでは省略しています

 

初めて子宮筋腫が見つかってから約7年の月日を経て、ついに手術を受けることになった猫野サラさん。手術当日は午前9時から点滴スタート(同時に絶飲絶食スタート)、午後0時55分に個室を出発、午後1時にオペ室に入る……という流れだったようです。

 

執刀医の先生は手術のベテランということもあり、手術前に「大丈夫ですからね」と安心させてくれたそう。手術を受けるのが初めての猫野サラさんからすれば、この声がけだけでもホッとしますよね。そしていよいよ、麻酔医の「始めますね」のひと声で硬膜外麻酔がスタートし、子宮筋腫を根治治療するための子宮全摘術が始まりました。

 


 

今回のお話で描かれていた「弾性ストッキング」について、最後に少し補足をしたいと思います。

 

まず、手術時に弾性ストッキングが用いられる目的は、下肢を強く圧迫することで足から心臓に向けて血流の循環を促し、深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)の予防をすることです。

 

猫野サラさんは、最後のコマで「弾圧ストッキングの足裏部分に穴が空いていた」と語られていましたが、手術時に用いられる弾性ストッキングは、オープントゥ(つま先が開いているタイプ)か、モニターホール(つま先が開いていない代わりに足指あたりに小さな穴が開いているタイプ)の2種類があります。どちらも足先に穴が開いているわけですが、その理由は猫野サラさんが説明しているとおり、爪の色を確認して血流障害がないかなどをチェックするためと言われています。

 

よく手術前の注意事項として「ジェルネイルやマニキュアは落としてくるように」と病院から伝えられますが、手術中の爪の色は患者の状態を確認する上で重要な指標の1つなのですね。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!

 

 

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーター猫野サラ

    パートナー、猫3匹と暮らす漫画家です。エッセイマンガやイラストでの仕事を経て、現在はファンタジックなサスペンスやコメディマンガを描いています。

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