近視が強いと老眼になるのが遅いはずでは?
子どものPTAの仕事で集まったとき、老眼鏡持参のママがいました。私とそんなに年齢が違わないはずなのに、もう老眼鏡を使用しているなんて!と、そのときはまるで人ごとのように見ていた私。かすみ目やライトをまぶしく感じるような症状が出ても、「コンタクトレンズを新しいものに変えたら治まるかな」くらいにしか考えておらず、まさか老眼が原因だなんて思いもしませんでした。
たしかにスマホの画面を見るときに遠ざけたり、裁縫をするときも糸を通すために針を遠ざけたりしていたので、少し自覚はありました。しかし、私は強い近視。だからこそ老眼の症状が表れ始めても、進行は遅いとばかり思い込んでいました。
だから眼科で老眼を指摘されたとき、どうしてもふに落ちず、「近視が強いと老眼になるのが遅いんじゃないですか?」と恥を承知で聞いてみました。先生の答えは「NO」。近視の人でもそうじゃない人でも、年齢とともに同じように老眼になるとのこと。近視だと老眼になるのが遅いというのは、ただの俗説だったようです。
いきなり3つの眼鏡で生活することに
思った以上に老眼は進行していたようでした。コンタクトレンズを装着した状態で、老眼鏡をかけることなく、パソコンやスマホの画面を見ることが多い私。そんな生活が目を酷使していたようです。ピントを近くに合わせたり遠くに合わせたりすることで私の目に疲労がたまり、昼を過ぎたころには限界に近づいていました。そのため、夜に車の運転をするときにも、ぼやけたりまぶしかったりという症状が現れていたようでした。
そこで、眼科の先生から老眼鏡と、コンタクトレンズの上から装着する夜間運転用の眼鏡の使用を勧められました。また、日常生活で近くと遠くを見るときの差を減らすため、コンタクトレンズの度数を下げることも提案されました。
でも、今より見えなくなるのはなんだか不安。だから、度数は現状のままで、老眼鏡と併用することにしました。コンタクトレンズを外したときに使用する眼鏡もあるので、合計で3つの眼鏡を使い分けることになります。「近視が強いと老眼は遅い」という俗説を信じて、老眼はまだ先の話だと思っていただけに、いきなり3つもの眼鏡を使い分けるように言われるなんてがっくりでした。
43歳。目に訪れた老化を受け入れる
43歳。「老眼はまだまだ早い」と思っていましたが、眼科の先生が言うには年相応だそうです。老眼が判明してからは、目が疲れてきたなと思ったら可能な限りコンタクトレンズを外し、目をいたわるようにしています。まだまだ若いと思っていて、老眼鏡には抵抗ありましたが、そこは受け入れなければなりません。老眼を我慢していると、肩凝りや頭痛、吐き気といった症状を感じることがあるそうです。
たしかに私も肩凝りや頭痛を感じる日がありました。これからも長くこの目と付き合っていくのですから、ポジティブに考えられるよう、おしゃれな老眼鏡をチョイスしました。また、目に入ってくる紫外線の量を減らすことも老眼の進行を抑える上では効果的だそう。UVカット加工のサングラスや帽子も使って、紫外線もしっかり防ぎたいと思っています。
まとめ
今回、目の異変を感じるようになっても、ドライアイかコンタクトレンズの不調だろうなと思って、1カ月くらい我慢をしていました。するとなんと原因は老眼。間違った素人の考えではなく、きちんと眼科に行って本当の原因がわかってよかったなと思います。
遠近両用のコンタクトレンズもありますが、合う合わないは人によって異なるようです。私の場合、まだ軽い老眼だと言われたので、まずは老眼鏡を使用した生活をしてみて、それで不具合があるようなら遠近両用のコンタクトレンズや遠近両用眼鏡など試してみようと思います。いろいろ試しながら自分のライフスタイルに合った形を見つけたいです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
イラスト/村澤綾香
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著者:オクムラ ヨーコ
30代で3人の子供を出産し、現在小学生2人と幼稚園児1人のママ。40歳を過ぎても5歳男子と日々格闘中。一番下の子が幼稚園に行き始めたことを機にライター活動を始めた就職超氷河期世代。