生まれ変わった夫
夫は私の父に諭され、あのとき父が言った言葉の意味がようやくわかったようです。そして、父は夫のために作り置きを残して家を後にし、夫のワンオペ育児が始まりました。
いちろうはかおりさんが不在の間、こはるのお世話に勤しみます。入院中のかおりさんにも労いの言葉をかけ、こはるの様子を報告しました。
退院を翌日に控えたかおりさんは、ありがとうの言葉とともに
「帰ったらあのときの話の続きをさせて下さい」と返信。
次の日、かおりさんは無事退院し、2人は散歩をしながら話し合うことに。
いちろうは今回のことで、自分のせいでかおりさんがどんなに大変で心細かったか身に染みてわかったと言います。そして、こはるのかけがえのない1カ月を、見逃してしまったことを悔い改めるのでした。
かおりさんと同じワンオペ育児の苦しみを、少なからず味わったいちろう。過ぎてしまった時間はとり戻せませんが、こうして反省し、素直に謝ってくれるのはいちろうのいいところではないでしょうか。いちろうの反省した姿を見て、かおりさんの心の傷が少しでも癒えることを願うばかりですね。
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