父に報告すると?
私が初潮を迎えたのは父と2人でテレビを見ていたときでした。トイレに立った際、下着に血が付いているのを発見しビックリ。当時の私は生理について理解しておらず、慌てて「おしっこしたら血が出た! 血尿かも!」と大声で父の元へ。(血尿のことは知っていました)。
父は少し気まずい表情をして、少し沈黙がありましたが、「……お母さんに伝えておいで」と言ってくれました。その後、母に事情を伝え生理が始まったことを理解し、生理について教えてもらいましたが、このとき以降、父からは何も言われることはありませんでした。
まさか血尿だと焦り、父に大声で言ってしまうなんて……今思い出しても、恥ずかしいなと感じる出来事です。(佐藤佑理 さん)
まとめ
体験談を寄せてくださった佐藤佑理さんのお父さまは、娘の言葉に生理かもしれないと気付いたのでしょう。どう反応をしたらいいのか、少し考えてしまっての沈黙だったのかもしれません。生理は恥ずかしいもの、隠すものではないですが、初潮を迎えるのはちょうど思春期のころ。そう思うと、佐藤佑理さんにとって、父が何も言わず踏み込まないでいてくれたのは、ある意味ありがたかったことなのかもしれません。
イラスト/アゲちゃん
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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