子どもたちと一緒にお風呂
いつものように子ども4人と私でお風呂に入っていたときのことです。みんなで楽しく話しながらお風呂に入っていると、生後11カ月の三女が少し難しい顔をしていました。
一瞬だったのであまり気にせずにいると、「何かあるよ!」と叫んだ長女。私は「まさか……」と思い長女が指さしたほうを見ると、なんと大便が浮いていたのです!
私がとっさにとった行動は…
私は何を思ったのか、手で便をすくい、浴槽の外にポイッと捨てていました。とにかく便を浴槽から出さなければと必死だったと考えられるのですが、桶でもすくえたのに、なぜ素手で……と自分でもびっくり。しかも、洗い場に捨てたことで、また拾ってトイレに捨てるはめになりました。そして、子どもたちは再度体を洗うことになったのです。
三女以外の3人の子どもたちは、三女がお風呂で大便をしたことに大爆笑。この事件を帰ってきた夫に話すと、同じく大爆笑でした。便をすくうのに、私が素手を使ったことがツボだったようです。
必死だった私はお風呂上がりに疲れが一気に押し寄せてきたのですが、あとから冷静に考えると自分の行動に笑ってしまいました。
このあと、お風呂に入る予定だった夫はもちろん、浴槽につかることができませんでした。
お風呂の中で大便をされたことが初めてということもあって、私は相当テンパったのだろうなと思います。手で大便をすくうなんて……、焦っていると人はとっさに何をするかわからないなと改めて思いました。家族の中では、私が大便を手ですくったことより、三女がお風呂の中で大便をしたことが語り草になっています。
イラスト/キヨ
著者:松谷 えりな
令和元年生まれの息子と、平成28年、平成30年、令和2年生まれ娘たち4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。