整形外科での診断と治療
整形外科を受診し、ついた診断は「ばね指:指を曲げるのに必要な腱や腱鞘(けんしょう)に炎症が起こり腱鞘炎が悪化することで発症」。そこで医師から注射をすれば痛みが治まると聞き、その場で注射をお願いしました。注射には、ステロイド剤と痛み止めの結晶が入っていて、1カ月ほどかけてじわじわ溶け痛みを抑えるとのことです。接種の際に強い痛みを感じる注射だそうですが、ばね指の痛みがなくなることがうれしくて、注射の痛みは気になりませんでした。
注射をしてもらってからは、これまでの痛みがウソのようになくなったのです。とても快適に過ごしていましたが、半年ほどたったころ、また痛みを感じるようになりました。再び受診すると「4カ月程度で痛みが出ることがある」と言われ、再度注射をしてもらいました。
繰り返す痛み
それからは、半年ほどで痛みが戻り、また注射することを繰り返しています。注射で痛みを抑えるため、結局それまでと同じ生活をしてしまい痛みが出ます。ずっと注射を続けていかなければならないのかと不安になりながら、だましだまし過ごす毎日です。
サポーターを着けたり、ばね指に効くツボ押しやマッサージをしていますが、ひどくはならないだけで痛みはなくなりません。
痛みが軽くなった日
「もう我慢も限界」と整形外科の受診を考え始めたころ、軽い風邪をひきました。悪化を防ぐため、朝夕の食事の用意以外は1日中布団で寝て過ごしたところ、翌日、人差し指の痛みがなくなっていたのです。いつも左手でフライパンを持ち上げるのもつらかったのがウソのようでした。
以前、医師にばね指を悪化させない方法をたずねたところ「できるだけ手を使わないでください」と言われました。そのときは「手の人差し指を使わないなんてできない」と思いましたが、この日の体験から、手を使わずに休ませることこそが1番だと改めて感じています。
まとめ
手を使わないことも、1日中寝ていることもなかなかできません。少しずつ痛みも戻ってきています。痛みの原因が何かわからないため根本的な解決にはなりませんが、手を休めることの大切さを実感しました。
現在は、無意識に使わないよう注意をしたことで、痛みが強くなるペースを抑えられています。このまま、ばね指とじょうずに付き合いつつ、注射の回数を減らしていきたいと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
イラスト/sawawa
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著者:玉沢雅水
長野県在住。大学卒業後、住宅メーカーで勤務した後、司法書士の業務に携わる。趣味は、小さな家庭菜園で野菜を育てることと、季節の食材で保存食を作ること。
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