記帳してビックリ!まさかの出来事
20代前半で結婚、出産した私。第1子を出産する少し前に、夫が「独立して開業したい」と言い始めました。
私は「これから子育てしていくのに、夫が会社勤めを辞めるのか……」と少し不安になりましたが、私自身は、倒産リスクの低い医療関係で正社員として働いているということもあり、夫の希望をしぶしぶ了承したのです。
ただ了承したからには、私も全力で夫を応援しようと思い、「自分が準備している資金で足りないときは使って」と、結婚前から貯めていた通帳を夫に渡しました。
そして後日……。ふと思い立って記帳してみると、貯金が100万円も引き落とされていたのです。私は慌てて夫に確認すると、夫は当然のように「開業資金や物資購入に使用した」と返答がありました。
私は、まさかひと言も断りなく、こんなに大金を使われるとは思っていなかったので、血の気が引く思いでした。
このときまで夫婦の間で金銭感覚のズレが生じていることに気がつかなかったので、これをきっかけに、金銭感覚のすり合わせをしました。夫婦のお金であっても、大きな金額を動かすときは事前に相談すること、減価償却などの必要もあるため、仕事のものは個人の通帳ではなく会社の通帳で取引することなども約束しました。
著者:鈴木櫻子/女性・主婦。5歳、11歳の年の差兄弟を育てる母。流行る前からポイ活に励んでいます。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています