長女の忘れ物が発覚!
まず、行きの新幹線で忘れ物をしたのは小学3年の長女でした。新幹線と在来線を乗り継いでようやく実家の最寄り駅に着き、祖父母の迎車に乗り込んだときに、お気に入りのぬいぐるみがないことに気づいた長女。
長女はこれまでも何度か出先で失くし物をしており、私は遺失物捜索の大変さを痛感していたので、また厄介な仕事が増えたと正直げんなりしました。
娘に強めの口調で注意してしまい……
新幹線の座席に忘れたという娘の言葉を信じ、利用した新幹線の忘れ物センターに問い合わせました。電話がなかなか繋がらず1日がかりでしたが、幸い該当品があったため着払いで自宅配送してもらえるとのことで一安心。
長女には「失くし物は探すのが大変だから、忘れ物をしないように電車を降りるときには持ち物をよく確認して」と強めの口調で注意しました。
私も忘れ物をしてわかった娘の気持ち
ところが数日後、実家から自宅に戻る際の在来線で、今度は私がメインの旅行鞄を網棚に忘れてしまったのです。2人の子どものリュックを持ち、自分の鞄も重くて、普段はあまり利用しない網棚に荷物を置いてしまったのが原因でした。
メイクポーチや車内の暇つぶし用のおもちゃなど、すぐに使いたいものばかりが入っていて正直かなり困りました。往路のときと同じように、利用した2社に電話をするも見つからず、娘のときより捜索は難航。2,3日かけて電話で確認したところ、新幹線への乗換駅に届けがあり見つかりました。鞄が見つかるまでの間は不安でたまりませんでした。
そのとき、思い出して後悔したのは、娘に私がかけた言葉。娘は失くしものをし、なんとか見つかったものの、予想以上におおごととなり、かなり気持ちが塞いでいたはずです。そこに私は追い打ちをかけるように叱っていたのだと気が付きました。
娘は「ママ人のこと言えないね」と言っていましたが、本当にその通りで、胸に突き刺さりました。大事な物をなくしたかもしれないと不安で悲しい気持ちでいる長女に、かけるべき言葉ではなかったと、子どもへの対応についても深く反省した出来事です。
著者:澤崎 凪/40代女性/長女2014年生まれ、長男2019年生まれの母。4歳差の姉弟の子育てに奮闘しながら、自身の体験をもとにした子育て関係記事を執筆するママライター。その他、アパレル、地域情報関連記事も執筆中。