間違いに気付いて、やっと私の入院室にやって来た夫。
照れ隠しなのか、手術が無事終わったと聞いてホッとしたのか、いつもより妙に明るくキビキビとした様子で現れました。
それもたしかに大事なんだけど…
夫に手を握って「頑張ったね、お疲れさま」と言って欲しい。
心細かった私は、珍しくすがるような気持ちで夫に手を伸ばしました。
しかし、私の手に載せられたのは、夫に預けておいた貴重品ボックスの鍵……。
いや、それも大事。
後でもらおうと思っていた。
でも今じゃない。今じゃないんだよ、夫〜!!
しかも夫はやることはやった、とばかりにさっさと帰ろうとするのです。
鍵を手に載せられた私は、今さら「いや、手を握ってほしかったんだけど」などと言えるはずもなく、「あ、うん……」とつぶやいて夫を見送ったのでした。
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いつもはこういうことをしない和田さんだけに、旦那さんもまさか手を握ってほしいと思っているとは考えなかったのでしょう。後で手術のことを思い出話をしたとき、一緒に笑えるエピソードができましたね。
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