警察で厳重注意を受けた加害者・幸太郎くんのおばちゃん。納得がいかず、再度警察を訪れ「誘拐未遂になるかもしれないなんておかしい」と抗議をします。このやりとりを目撃した近所の人たちざわつき始めます。
その様子に気付き慌てたおばあちゃんが「事件のせいで孤立した孫のために、友達になってもらおうとうちに来てもらおうとした」と話します。その発言に驚きを隠せない近所の人たちは「あなたの方がよっぽど常識外れじゃない!」バッサリと言い切るのでした。
クラスメイトから容赦ない言葉が…
後日、外出中にご近所さんと遭遇したおばあちゃん。挨拶をするとご近所さんから「誘拐未遂、ですってね…」と言われてしまいます。なんと、おばあちゃんの起こした連れ去り事件の噂が近所中に広がっていたのです。
そして、噂は近所だけでなく小学校にも広まり「お前のばあちゃん、ハンザイシャかよ!」と詰められる幸太郎くん。担任の先生が止めようとするも「幸太郎の家族…みんな変だよ!」とクラスメイトに言われてしまうのでした。
長い1日が終わり、帰宅した幸太郎くんが玄関を開けると「早く扉を閉めて!」と叫ぶおばあちゃん。続けて色々と噂され、何を言われるか怖いと泣き始めたのです。その様子を見た幸太郎くんは、クラスメイトの言葉を思い出し、もしかして…おかしい?と考えます。そのとき、おばあちゃんが「私たちは、何も悪くないのに…」と呟くのでした。
◇ ◇ ◇
クラスメイトに「幸太郎の家族…みんな変だよ!」と言われ考え込む幸太郎くん。誰だって、自分の家族がおかしいだなんて考えないですよね。クラスメイトからの指摘で幸太郎くんが変わるチャンスかもしれません。自分の家族がおかしいかもしれないと知るのは怖いと思います。それでも、逃げ出さずに自分の心・家族と向き合って欲しいですね。