素敵な出会いを求めてカヌー婚活へ!
カヌー婚活(男女2人1組でカヌーに乗るという婚活イベント)に参加した37歳女性。事前に運営から伝えられた注意事項に「濡れてもいい服装でご参加をお願いします」との指示があったため、女性はそれにならって軽装で参加しました。
すると当日、女性の前に現れたのは、ピンク色の24時間チャリティーTシャツを着た男性でした。彼はパーマというよりアフロに近いようなモサモサっとした髪型をしていて、眉毛は「どうやったらそんなに伸びるんだろう」と衝撃を受けるくらいにボーボー、さらには両方の鼻の穴からもクリンッとした鼻毛が飛び出していて、それはまさに「ミニアフロ」という表現がぴったりのものでした。
女性によると、その男性はとにかく全身のありとあらゆる毛がボーボーだったそうです。
男性の態度がそっけなさすぎて…
そんな彼と一緒にカヌーに乗ることになり、前方に座っている女性は、後方の男性に向かって「休日は何をされているんですか?」「好きな食べ物は何ですか?」などと頑張って話題を振ります。しかし、男性は「別に」「特にないです」とそっけない返事ばかりで、2人の会話はあまり盛り上がりません。
ちなみに唯一盛り上がった話題は、男性の趣味についてでした。女性が「趣味はありますか?」と尋ねると、男性が「DVD鑑賞です」と答えたため、女性は続けて「どんなDVDを観ているんですか?」と質問を重ねたそうです。しかし……。
「昔流行ったアニメをよく観てます」
「へー! どうして昔のアニメが好きなんですか?」
「お母さんが昔のアニメが好きだから。お母さんの好きなものが知りたくて昔のアニメを観るようになったんです」
「そ、そうなんですね」
この時点で女性は「あ……この人マザコンだ」と察し、第一印象と会話の内容から「この人は無理だな」と判断したのだとか。
消極的だと思っていた男性が…!?
その後もカヌーに乗りながら、頑張って男性に話しかけた女性。しかし会話はあまり盛り上がらず、男性から話題を振ってくれることは一度もありません。結局、女性は疲れてしまい、途中で男性に話しかけるのを諦めてしまいます。こうして、2人の周りにはカヌーを漕ぐ音や水しぶきがはねる音だけが残り、2人は地獄のような沈黙に包まれながら、いそいそとカヌーを漕ぎ続けたのでした。
しばらくして、カヌー婚活の参加者が全員陸に上がったタイミングで、イベントはフリータイムに突入。女性は先ほどの男性ではなく、少し気になっていた別の男性との会話を楽しんでいました。するとそこに、あのピンクアフロの男性が突然割って入ってきたのです。ピンクアフロ男は「あっちで2人で話そうよ」などと言い、先ほどとは別人かのようにグイグイと迫ってきます。
ーーどうして今さら積極的にくるわけ!? カヌーのときにじゅうぶん話す時間はあったのに、自分からはまったく話題を振ってくれなかったじゃん!
女性は他の男性と話したいのに、「どうしても2人きりで話したいんだ」と邪魔をしてくるアフロ男にイライラしてしまいます。その後、アフロ男には目もくれず、なんとか対処してやり過ごした女性。この出来事で、婚活にはいろいろな人がいるなあ……と学んだそうです。
今回は、結婚相談所の代表を務める来島さんから、37歳女性が体験した「驚きの婚活エピソード」を教えていただきました。
女性の場合、そもそも第一印象(外見)から男性のことを「無理だな」と思っていて、そのあとにカヌーの上で1対1で話してもイメージが回復しなかったため、フリータイムに入って男性から積極的に話しかけられても、「じゃあ2人で話しましょう」とはならなかったようです。
ちなみに来島さんによると、女性が「男性がしゃべらないからこっちから話しかけるか」と気をつかって話題を振ったとしても、「女性って本当におしゃべり好きだよなあ」と考え、ひと言二言しか返さずに「会話が成立している」「女性は自分に気があるから質問してくれている」と勘違いする男性もいるのだとか。今回のケースもそうかもしれない、と来島さんは話します。
婚活中の男性は、自分から積極的に話題を提供することが、婚活成功のカギとなるかもしれませんね。
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