インフルエンザでデートがキャンセル
まだお互いのことを深く知り始めたばかりのころ、私は運悪くインフルエンザにかかってしまいました。楽しみにしていたその週のデートはキャンセル。寝込む私を心配して、彼が「お見舞いに行くよ」と言ってくれたときは、その気持ちだけで救われたような気がしたものです。
私がこれまで自分の経験から思い描いていた「お見舞い」は、スポーツドリンクやゼリーなど、相手をいたわるための品々でした。かつて自分が看病をした際もそうしてきたので、彼も同じように、食べやすいものを手にしてきてくれるのだと期待していたのです。
袋の中から出てきた無慈悲な品
しかし、インターホンが鳴り、やってきた彼の手に提げられていたのは、ファストフードの袋と、スーパーのビニール袋。中身を見て、私は言葉を失いました。スーパーの袋には彼が飲む用のお酒と、私への水が1本だけ。バーガーに至ってはすべて彼の分だけで、彼は私の横で当然のようにバーガーを頬張り、お酒を飲み始めました。
「寝たい」と伝える私の言葉を無視して、勝手にアマプラで映画を見始める始末。結局、彼は部屋を散らかしたまま「お大事に」とだけ言い残して帰っていきました。
逆ギレで終わった恋。看病で知った彼の正体
後日、その振る舞いに悲しさを覚えて抗議したのですが、返ってきたのはあまりに意外な言葉でした。「体調を崩して予定をつぶしたのはそっちだろ」と、あべこべに怒られたのです。その瞬間、私の中で何かが静かに途切れ、私たちは別れを選びました。
まとめ
弱っているときこそ、人の本質は残酷なほど浮き彫りになります。思いやりは決して「当たり前」の装備ではないと痛感したからこそ、次は同じ価値観を持つ人を、私自身も心から大切にしたい。そう思える強さを得ました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:永嶋玲子/30代女性・アルバイト
イラスト/さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
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