男性がじっと見つめてくるワケは?
4月の暖かい日に婚活パーティーに参加したときのことです。その日、私は女性らしさを演出したいと思い、淡いピンク色のAラインワンピースの上に、白いカーディガンを羽織っていました。
フリータイムに突入し、何人かの男性と楽しく会話をしました。次はアパレル関係に勤めている方と話すことになり、お互いにごあいさつをしたのですが……。少し話し込んだあと、なぜか彼がじーっと私の足元から顔まで全身を舐め回すように見てくるのです。
視線のおかしさに気づき、私が「何か付いていますか?」と尋ねると、彼から「さっきから思っていたんだけどさ、君は顔のパーツがはっきりしているのに淡い色のワンピースを着ているから、顔だけ浮いて見えちゃうんだよね」「もっと強めの色の服を着たほうがいいよ。春だからって桜みたいな淡いピンクを着たのかもしれないけど、似合ってないよ」と、辛口のコメントが飛んできました。
私自身、淡い色は似合わないという自覚は確かにありました。ただ、婚活パーティーに参加するとなれば、定番っぽい淡いピンク色の服を着たほうがいいかな?という思いもあったのです。彼から厳しい指摘を受け、内心殴りたくなる思いでしたが、「ありがとうございます。自分らしい着こなしをするためには、無理をして似合わない色の服を着るのはいけませんね」と、笑顔で対応してやり過ごしました。
まとめ
それ以降、言われた通りに淡いピンクを着ないのも癪に障ると思いながらも、淡いピンクは似合わないと自分でも思っていたこともあり、あのときのワンピースはその後2年ほどタンスに封印しました。そんな私の結婚式のカラードレスは、桜色のチュチュのふわふわドレス。今の夫に出会って、あのときよりも顔が柔らかくなったのか、春色のファッションが似合うようになりました。そのときによって、似合う色というものは変わるのかもしれません。
著者/佐川希来里
イラスト/にしこ
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