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「8時間は何食べてもOK!?」食いしん坊の万年ダイエッターが16時間断食に挑戦してみた結果は【体験談】

離れて暮らす娘が成功していると聞いたダイエット法、それが16時間断食でした。16時間断食は、1日のうち8時間は何を食べてもよく、残り16時間は何も食べないというシンプルなダイエット法だそうです。娘が成功しているなら! と50代で万年ダイエッターの私ですが、早速16時間断食を始めることにしました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師黒田 あいみ 先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic医師(東京都中央区銀座4丁⽬2-17 銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。
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食べられる8時間を何時から何時にするのか

16時間断食では、食べられる時間は8時間と決まっています。時間以外は特に決まりはなく、好きなように食べていいそうです。その8時間を何時から何時にするのかはとても重要なこと。夫の職場は当時住んでいたアパートの目の前で、お昼ごはんには必ず家に戻り一緒に食べていたので、お昼の12時から午後8時までの8時間に決めました。お昼ごはんが1食目で、その後4時ごろおやつを食べて、夜ごはんを午後8時までに終わらせる。このスケジュールなら夫に迷惑かけることなくできそうですし、そんなに大変じゃないかもと思いました。

 

面倒なカロリー計算もしなくていいですし、食べてはいけない食材もありません。8時間は好きなものを食べていいというのが、いろいろなダイエットに失敗してきた私にとっては魔法の言葉のように感じました。朝ごはんを食べないだけで痩せられるなら痩せたい! 他は何もしなくていいなんて簡単!と思っていました。

 

最初の食事に気合が入り過ぎてしまう

朝起きたときにはすでに空腹。前日の食事から12時間以上経過しているんですから、おなかがすくのは当然でした。16時間は何も食べられませんが、水分はとっていいので、朝は白湯やお茶を飲んでいました。

 

16時間断食の体験談を読んでみると「空腹にも慣れる」と書いてあるのですが、私はなかなか慣れることができずにいました。毎朝とにかくおなかがすいていました。そうなると1食目であるお昼ごはんの準備にも気合が入ります。気が付くと通常のお昼ごはんよりもはるかに多い品数を作るようになっていました。

 

そのころの私のお昼ごはんは、ご飯、味噌汁、納豆、漬物、メインのおかず(肉か魚)、野菜の副菜が2品ほどという具合で、量も内容もぎっしり詰まったものでした。16時間断食を始めて1週間、2週間と過ぎても空腹に慣れることができずにいた私は、朝のコーヒーにバターを入れるようになっていきました。バターをひとかけら入れるだけでおなかが満たされていくのでやめられなくなっていきました。

 

 

体重は増えないけど、減らない

16時間断食を続けて1カ月が過ぎたころの体重はどうだったかというと、減っているのかいないのか微妙な状態でした。さらにもう1カ月が過ぎても、体重にはほとんど変化がありませんでした。

 

そのころの食事は、朝のバターコーヒーから始まって、お昼におなかいっぱいランチを食べ、夕方はコーヒーのお供にケーキなどの甘い物を食べ、夜はお米は食べてませんでしたが、お肉や野菜など量はたっぷり食べていました。

 

今から考えるとこれだけのカロリーを摂取していて痩せるわけがありません。揚げ物も気にせず食べていたので、脂質の量はすごかったと思います。私のような食いしん坊は、食べられる8時間に食べておかないと、という本能が働き過ぎていた気もします。3カ月過ぎても空腹には慣れることができず、体重も減ることはありませんでした。

 

まとめ

空腹に耐えながらの16時間断食でしたが、4カ月ほどで断念しました。毎朝の空腹に慣れることができなかったのと、体重が減らなかったからです。8時間は好きなものを食べてもいいということでしたが、食べるものの内容を考えなければいけないという、当たり前のことができていませんでした。

 

消費カロリーよりも摂取カロリーが多ければ痩せることはできません。私のような食いしん坊には、向いていないダイエットだったなと思いました。そして、私は朝ごはんを食べないと元気が出ないんだなということもわかりました。ダイエットの方法はいろいろありますが、向き不向きを見極めて取り組まなければ、結果は出ないことを実感しています。

 

 

※妊娠の可能性がある場合は医師と相談の上、体調を見ながら無理せず進めてください。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:いつか/50代女性。長年の海外生活から日本に帰国。1人娘も独り立ちして久しぶりの日本暮らしを夫と2人で過ごしている。万年ダイエッター。

イラスト/村澤綾香

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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