義祖母の嫌み
義実家で顔合わせの日、義母が料理を振る舞ってくれました。私は「何か手伝うことはありませんか?」と聞きますが、義母は「いいから座ってて~!」と言ってくれるので、「お義母さん、いい人でよかった」とゆっくり食事を味わうことに。
すると義祖母が、「私のころはお酌して手伝いして、ゆっくり食事なんかできなかったわ」「嫁ちゃんはいいわねぇ。本当にい~いお嫁さんだこと」と言ってきます。義祖母から褒められたと思った私は、笑顔で「ありがとうございます!」と返事をしました。すると、義祖母は黙ってしまい、私のことを睨んできたのです。どうやら義祖母は嫌みのつもりで言ったようで、その場にいた義母や夫はヒヤヒヤしていたそう……。
しかし、お酒が入っていたせいか、義祖母に睨まれても私は義祖母の嫌みに気がつきませんでした。急に黙り込んだ義祖母のことを「もしかして具合が悪いですか?」と心配していたら、ついに義祖母から「あんたのせいだよ!」と怒鳴られてしまい、私はビックリ! すると義母が間に入ってくれて、義祖母に「お母さん(義祖母)も、この家にきて苦労したのよね。嫁ちゃんに同じ思いさせちゃダメだからね」とフォローしてくれました。その後、食事が始まると義祖母は落ち着いたのか、嫌みを言われることはありませんでした。義祖母と私の間には夫が座ってくれ、安心して顔合わせを終えることができたのです。
嫌みを言われていると気づかなかったために、義祖母を怒らせてしまったことを私は反省。義実家ではお酒を飲むことを控え、義祖母と話すときには義母か夫に間に入ってもらおうと感じた出来事です。
作画/yoichigo
著者:星野みさこ
2歳のひとり娘を育てるママ。共働きで平日はバタバタ。休日は娘とゆったり、お絵描きやお菓子づくりを楽しんでいる。