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夫「旦那様に作り置き?」義母「大企業勤めの息子を支えなさい!」⇒私「は?」真実を伝えた結果、2人の末路は…

「俺は旦那様だぞ!」と私に対して威張り散らす夫と、夫に味方する義母。私自身もフルタイムで働いているのですが、「家事の手を抜くな!」といつも怒られていました。我慢の限界に達した私は、義母に真実を伝えることにしたのです――。

「穴の開いている靴下しかない!」「嫁なら先回りして買っておくべきだろうが!」などと、ちょっとしたことでも私のせいにしないと気が済まない夫。お互いフルタイムで働いているので、気付いた方がやればいいと思うのですが、夫は「家事は嫁の仕事」と思い込んでいるのです……。

 

穴の開いた靴下…

「お前はフルタイムで働いても俺より稼げない」「お前が新しい靴下を買っておかなかったから、今日は休むことにしたわ」「全部お前のせいだぞ!」と怒鳴り散らす夫。私はため息をついて仕事に向かいました。

 

その道すがら――。

 

今度は義母から電話が。おそらく、夫が義母に先ほどの一件を話したのでしょう。

 

早速「あなたったら嫁のくせに、ろくにうちの息子に尽くしていないそうね!」とお叱りの言葉が飛んできました。「働くことが好きな人だってことはわかっているけど、それ以前にあなたはあの子の嫁でもあるの」「仕事よりも何よりも、家族を優先すべきでしょ?」と義母。

 

「お言葉ですが、成人男性の靴下の穴の管理まで求められましても……」と言い返すと、「靴下の穴の管理だって、全部嫁の仕事に決まってるでしょ!」と義母。私は思わず口をあんぐり。

 

 

「うちの息子に暮らしを支えてもらっているくせに、なんて言い草かしら!」「ここら辺では一番の大企業に勤めていて、自慢の息子なのに!」と義母はまくしたてました。

 

義母の言葉を聞きながら、私の頭の中には「?」が浮かんでいました。そこで、義母の言葉が途切れるのを待って、「もしよろしければ、今度私ひとりでお義母さんたちのおうちへうかがってもいいですか?」と切り出した私。

 

すると、義母は「ちょうど生意気な嫁を教育し直そうと思っていたところよ」「うちに来るときは離婚届を一枚持ってきなさいね!」と鼻息荒く返してきたのでした。

きっかけは作り置き

2週間後――。

 

残業中の私のもとへ、夫から「いつになったら帰ってくるんだ!」と怒りのメッセージが。

 

「今夜は残業で遅くなるって言ってあったでしょう」「ごはんなら冷蔵庫に作り置きがあるからそれを食べて」と返すと、「ふざけるな!」と夫。

 

「嫁のくせに作り立てのごはんも用意できないとは何事だ!」

「作り置きって、要は大量に作ってそれを毎日ちまちま食べるだけだろうが!」

「旦那様に毎日同じおかずを食べさせようっていうのか!?こんな貧乏くさいもの食べてられるか!!」

 

作り置きのおかずは数種類用意してありますし、毎日同じ献立にはならないように気を遣っています。経済的で時短にもなるから良いと思ったのですが……。

 

「こっちは家族の為に必死に働いてやってんだぞ!」

「そんな旦那様に作り置きの飯とか舐めてんのか!?」

「お前が手取り14万だからな!」

「え?」

 

 

ついに堪忍袋の緒が切れてしまった私。ここぞとばかりにメッセージを連投します。

 

「こっちだって財布に余裕があれば毎日出来立てのごはんを作るし、高価でおいしい材料を使ってあげるわよ!」

「だけど、経済的に余裕がないから、作り置きを始めたんでしょうが!」

「特売日に買いだめして、一気に作ってガス代節約して……誰のせいで作り置きをしなきゃいけなくなったと思ってるの!」

義母の説教

その後――。

 

私の逆鱗に触れたことに気付いたらしい夫は、義母に泣きついたようです。しかし、そこはすでに根回し済み。

 

先日、義実家を訪れたときに、私は「夫は大企業勤めではありません」「新卒で入った会社のことをおっしゃっているのだと思いますが、無断欠勤を繰り返してクビになっています」と義両親へ伝えました。

 

夫のことを、大企業でガッツリ稼いでいる自慢の息子だと思っていた義母は非常に驚いた様子でした。続けて、現在夫はアルバイトで月10~15万の稼ぎしかないことを明かすと、義母は顔色を失ってしまいました。

 

「なんて当たりの強いわがままな嫁なんだろうって思ってたけど……原因は息子の方にあったのね……」と義母はしょんぼり。義両親そろって私に謝ってくれました。

 

 

 

うちの内情を知った義母からも、こってり絞られた夫。夫は「母さんたちみたいな夫婦を目指しているだけなんだ、威厳のある夫とそれに従う妻、みたいな……」と言ったそう。

 

「お父さんはお義母さんが何不自由ないようにしてくれてるの!だから靴下だって穴が開きそうになる前に新しいものを用意してあげたくなるのよ!」

「お父さんがしっかり稼いでくれてきているから、感謝の気持ちで出来立てのご飯を作っているのよ!」

「2人で十分に暮らしていけるだけの稼ぎもないのに、まるで稼いでいるみたいに言って!こんな不甲斐ない息子だったなんて、お義母さんはすごく悲しいわ!」

 

義母に猛反論を食らった夫は意気消沈していました。

 

 

その後、義両親のすすめもあり、私たちは離婚しました。離婚後に私の月収が30万円を超えていることを知った元夫は、何度か接触してきましたが、その度に義母に首根っこをつかまれ、引きずられるように連れ帰られていました。

 

私は今、まさに独身貴族のような生活を謳歌しています。食べたいものを食べたいときに食べ、穴が開かなくても気に入った靴下があれば買える、そんな生活です。大好きな仕事を続けつつ、しばらくはこの生活を満喫したいと思っています。

 

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