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「別れてくれ」弁護士を目指す彼を応援し資金サポート→彼と結婚できると思っていたら…

同棲していた彼から「弁護士になりたい」という夢を打ち明けられた私。彼の夢を応援したかった私は、彼が会社を辞めて司法試験の勉強をする間、金銭面を含めてサポートしていくことにしました。その後、彼が試験に合格したときはうれしい気持ちでいっぱいだったのですが……。

「別れてくれ」弁護士を目指す彼を応援し資金サポート→彼と結婚できると思っていたら…

 

夢を追いかける彼をサポートしたい!

25歳当時、私は年上の彼氏と結婚を見据え同棲を開始したばかり。彼と楽しい日々を過ごしていました。そんなある日、彼から「俺、やっぱり弁護士になりたい」という言葉が。

 

実は彼、私と出会う前には弁護士になるための勉強に励んでいたそうです。けれど司法試験に何度か落ちたことで心が折れてしまい、就職し会社員として働いていたのです。

 

ただやはり弁護士になる夢を諦めきれていなかったよう。働きながら司法試験の勉強をするのは難しく、会社を辞めたいけど辞められず悩んでいるとのこと。

 

彼の夢を応援したかった私は、「それならば、仕事を辞めて司法試験に集中したらどう?」と背中を押すことに。高校を卒業してから働き始めていたおかげで貯金はそれなりにあったので、しばらくの間、彼を養えると思ったのです。

 

「弁護士になったら、今度は私のことを養ってね(笑)」と言うと、彼は「もちろん! 絶対に試験に受かってたくさん稼いで、きみを幸せにするよ!」と言ってくれました。

 

その後、彼は会社を辞め、司法試験合格に向けて本格的に勉強するようになったのです。

 

彼氏の様子がおかしい?

最初は家賃や生活費だけ支援する予定でしたが、彼が「予備校に通いたい」とのことで、予備校のお金も私が負担することになりました。思っていたよりも出費が多くて少しびっくりしてしまいましたが、彼に夢を叶えてもらいたかった私は、彼を信じて応援することに。

 

しかし、次第に彼の言動が気になるようになったのです。彼は「勉強するから」という理由で家事を手伝わなくなったり、「人脈を広げるため」とよく飲み会へ行くようになったり……。彼から「おこづかいをちょうだい」と言われることも増えていきました。

 

「ちょっと……図々しいのでは?」とモヤッとしつつも、予備校にはしっかりと通っていたようだったので、私は黙って彼を見守っていたのでした。

 

“最高な日”が“最悪な日”に!?

そして司法試験を受けた彼。その結果は……なんと合格! その後、法律事務所も決まり、司法修習にも合格し、晴れて弁護士になったのでした!!

 

彼からは「今までありがとう」と言われ、「彼の夢がやっと叶ったんだ」と私はうれしい気持ちでいっぱいでした。冗談を交えて「弁護士のお嫁さんになれるならこんなの安いものよ」と笑顔で返事すると……彼の表情が急に暗くなっていくではありませんか。

 

そして彼から、「別れてくれないか? 弁護士になったから、その肩書きに相応しい人と付き合うことにしたんだ」とまさかの発言が!

 

なんと彼は「人脈を広げるため」と言っていた飲み会で、“いい大学を出た女性”と知り合い、私に隠れて2人で愛を育んでいたと言うのです。もちろん、私が彼におこづかいとして渡していたお金で……。

 

彼の夢のためならと思っていた私は彼の言葉に呆然。しかし、私のお金で浮気をしていたなんて……と怒りがふつふつと湧き上がってきました。「別れるっていうなら、せめてこれまでおこづかいとして貸したお金くらいは返してほしい」と言いましたが、彼は「お金を返す義務はないから」の一点張り。逃げるように彼は家を出て行ったのでした。

 

私はただ利用されただけ…?

「ただ利用されただけみたいじゃない……」。

 

納得などできませんでした。このままじゃ終われないと思った私は、彼の勤め先である法律事務所や彼の知人に連絡し、彼のことを報告。また、彼の両親にも彼のおこないを伝えました。

 

彼は両親と長らく連絡をとっていないとよく言っていました。彼の両親から、その理由は、彼自身のお金や女性関係へのだらしなさが原因だと聞かされました。私が連絡をとったとき、彼の両親はかなり怒っており、自分たちが責任を持って彼に予備校代やおこづかいとして渡したお金を返させると言ってくれたのでした。

 

その後、両親に連れられ私の家へ謝罪にやってきた彼。どうやら勤め先である法律事務所でもこってり怒られたようで、反省しているようでした。その場で「しっかりお金は返す」と彼からも言ってもらい、今は少しずつですがお金を返してもらっています。

 

私は新たな恋活に励み、すてきな男性と出会うことができました。今は幸せな日々を送っています!

 


 

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