こんにちは、まだまだ寒い日が続きますね。今日は赤ちゃんが下痢をした時どうしたらいいかをお伝えします。
赤ちゃんが下痢をしたとき
カゼをひいて起こした下痢は、熱やせきなどの他の症状が治るとともにおさまってきます。また、寝冷えや冷たいものを与えたために起こった下痢も1~2日のうちにはおさまります。機嫌がよく食欲もあるようだったらあまり心配はいりません。水分を補給しながら様子をみましょう。
すぐに受診したほうがいい目安
どんな状態のときに受診したほうがいいかの目安は下記になります。
・3日以上たってもおさまらない
・水のような下痢を1日何度もする
・うんちに血が混じる
・嘔吐をともなう
・ぐったりしている
このような症状が見られるときは、食中毒や重い腸炎の可能性があります。すぐに病院(小児科)で診察を受けてください。
下痢をしたときのおうちケア
(1)水分を補給する
下痢でいちばん気をつけなければいけないのが脱水症状です。脱水症状がひどくなると命にかかわる場合もありますから、こまめな水分補給が大切です。「水分を与えてもすぐに出てしまう」と思うかもしれませんが、全部が出てしまうわけではないので安心してください。湯冷まし、麦茶、イオン飲料などを十分に飲ませましょう。牛乳や果汁は下痢を悪化させるおそれがあるので避けてください(ただしリンゴ果汁は整腸作用があるので、大量でなければOK)。
(2)ミルクや離乳食は休んでもいい
母乳は下痢のときにあげても大丈夫ですが、ミルクの場合、下痢がひどいときには半日ほど休んでお茶や乳児用のイオン飲料などに切り替えたほうがいいでしょう。離乳食が始まっている場合も水分さえとれていれば2~3日ストップしても大丈夫です。食欲がある場合は、普段より一段階戻した離乳食を少しずつ与えてみましょう。無理強いしないことが大切です。
(3)おしりをきれいにする
赤ちゃんが下痢をすると、あっという間におしりの皮膚が赤くなったりただれたりします。おむつ替えはこまめにし、おしりを清潔な状態に保ちましょう。ゴシゴシこすると皮膚を傷めるので、シャワーか座浴で洗い流すといいでしょう。
下痢を伴う主な病気
乳児嘔吐下痢症はうつる危険性も
晩秋から冬の時期、生後4ヶ月から2歳くらいの子どもに多い下痢に「乳児嘔吐下痢症」があります。これは、胃腸炎をおこす代表的なウイルス、ロタウイルスが感染することによって起こります(ロタウイルス腸炎とも呼ばれています)。
米のとぎ汁のような白っぽい便がおむつから流れ出てしまうほど大量に出るのが特徴で、嘔吐も繰り返します。下痢の状態が激しいので脱水症状を起こす心配があります。水分補給に気をつけるとともに、必ず医師の診察を受けましょう。
下痢をともなうその他の主な病気
・かぜ
・急性消化不良症
・アレルギー性胃腸炎
・赤痢
赤ちゃんの体調不良はママなら誰でも心配になるもの。いつもと違うなと思ったら、小児科を受診しましょう。
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