下痢を伴う主な病気

この記事の監修者

医師三石 知左子 先生
小児科 | 葛飾赤十字産院院長

東京女子医科大学小児科入局後、東京女子医科大学母子総合医療センター小児保健部門講師などを経て、現在、葛飾赤十字産院院長、東京女子医科大学非常勤講師。

乳児嘔吐下痢症はうつる危険性も

晩秋から冬の時期、生後4カ月から2歳くらいの子どもに多い下痢に「乳児嘔吐下痢症」があります。これは、胃腸炎を起こす代表的なウイルス、ロタウイルスが感染することによって起こります(ロタウイルス腸炎とも呼ばれています)。
米のとぎ汁のような白っぽい便がおむつから流れ出てしまうほど大量に出るのが特徴で、嘔吐も繰り返します。下痢の状態が激しいので脱水症状を起こす心配があります。水分補給に気をつけるとともに、必ず医師の診察を受けましょう。
ロタウイルスはだ液や便を介して経口感染しますので、おむつ交換のときにはよく手を洗うよう心掛けてください。今はこのロタウイルスのワクチンがあるので予防が可能となりました。任意接種ですが、接種をおすすめします。生後6週から接種可能です。

 

 

下痢を伴うそのほかの主な病気

 ・風邪
 ・急性消化不良症
 ・アレルギー性胃腸炎
 

 

こんな病気も心配「食中毒」

細菌がついている食べ物が口に入ったときに起こる急性の胃腸炎が食中毒です。同じ物を食べて大人が何でもない場合でも、体の抵抗力の弱い赤ちゃんや子どもは発症することが多々あるので注意が必要です。食中毒を起こす細菌には、サルモネラ菌、ブドウ球菌、腸炎ビブリオ、病原性大腸菌、カンピロバクター菌などがありますが、どの食中毒も下痢と発熱、嘔吐が主な症状です。 食中毒は、大人が衛生管理をきちんとしていれば防ぐことができます。赤ちゃんのお世話の前後、調理前などはせっけんでしっかり手を洗い、乳幼児には生ものを食べさせない、離乳食には必ず熱を加えて調理後すぐに食べさせるといった注意が必要です。

 

監修/三石 知左子先生

 

 

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