【医師監修】赤ちゃんのひきつけと病気

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師三石 知左子 先生
小児科 | 葛飾赤十字産院院長

東京女子医科大学小児科入局後、東京女子医科大学母子総合医療センター小児保健部門講師などを経て、現在、葛飾赤十字産院院長、東京女子医科大学非常勤講師。

【医師監修】赤ちゃんのひきつけと病気

 

「泣き入りひきつけ」を起こす赤ちゃんもいる

熱性けいれんとともに、あまり心配のいらないひきつけに「泣き入りひきつけ(憤怒けいれん)」があります。激しく泣いたと思ったら、顔が紫色になり、手足を縮めて息が止まったようになるので最初はびっくりしますが、大丈夫です。これは、赤ちゃんが痛みを感じたり欲求不満だったりして激しく泣いたときに、呼吸のコントロールがうまくできず一時的に酸素不足になるために起こる症状です。1分程度で呼吸も戻り顔色もよくなります。 
「泣き入りひきつけ」のひどい赤ちゃんだと大泣きするたびに症状が起こることもあります。泣かせないようにすることで予防できます。1歳半を過ぎるころからは自然とおさまってきます。体への影響も特にありませんが、念のために一度受診しておくといいでしょう。

 

 

ひきつけを起こすその他の主な病気

脳炎・てんかん

 

 

こんな病気も心配 「髄膜炎」

髄膜炎は、脳や脊髄を保護している表面の膜が、細菌やウイルスの感染により炎症を起こす病気です。発熱、けいれん、嘔吐などの症状があります。夏カゼ、おたふくカゼなどのウイルス性の髄膜炎はたいてい軽症ですみますが、細菌性のものは知的な発達や運動発達が遅れる後遺症が残る場合があります。

 

監修/三石 知左子先生

 

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