(1)衣類をゆるめる
ひきつけを起こしたら、静かに寝かせて体を締めつけないよう衣類をゆるめましょう。体を揺すったり、大声で名前を呼んだりしてはいけません。
(2)気道を確保する
息をしやすいように首の後ろにタオルなどを入れて、あごを上向かせます。さらに、吐いたものが気管に詰まらないよう顔を横向きにします。
(3)熱を測る
熱があれば熱性けいれんである可能性が高くなります。熱がないのにひきつけを起こしているときは、急いで受診しましょう。
(4)ひきつけの様子を見る
ひきつけがどのくらい続いているか、体の左右どちらかにかたよっていないかなどをチェックします。10分以上続いたり、ひきつけ方が気になるときには急いで受診しましょう。
口の中にものを入れたりしない
ひきつけの最中に舌をかんでしまうことはまずありませんから、赤ちゃんの口の中にタオルや割り箸を入れたりしないように注意してください。窒息やケガの原因になります。

監修者
医師 三石 知左子 先生
小児科 | 葛飾赤十字産院院長
東京女子医科大学小児科入局後、東京女子医科大学母子総合医療センター小児保健部門講師などを経て、現在、葛飾赤十字産院院長、東京女子医科大学非常勤講師。
コメント