せきを伴う主な病気
風邪が長引くと気管支炎になることもあります
気管支炎は、風邪がなかなかよくならず、気管支の粘膜に炎症を起こしてしまった状態です。せきが次第に強くなり、コンコンという乾いた感じのせきから、痰のからんだようなゴロゴロと湿ったせきに変わります。呼吸もゼイゼイとした感じになり、高熱を伴うこともあります。特に早朝や夜寝入った直後など、空気が冷えたり、体が温まってくるときに強くせきこむのが特徴です。
通常は1週間以内に熱が下がりせきも少なくなりますが、完全にせきが止まるまでには3週間くらいかかることもあります。強いせきが続くと赤ちゃんは体力を消耗しますので、必ず医師の診察を受け、処方された薬を正しく飲ませましょう。なお、熱がなかなか下がらずせきも止まらないときは肺炎を起こしている可能性もあるので、再度医師の診察を受けましょう。
せきを伴うその他の主な病気
ぜんそく性気管支炎 ・クループ ・肺炎 ・小児結核
こんな病気も心配 「百日ぜき」
百日ぜきは百日ぜき菌によって感染する病気で、患者のせきやくしゃみから菌が飛び散ってうつります。感染後約7~10日間経つと、せき、くしゃみ、鼻水といった風邪と同じような症状が出てきますが、次第にせきが激しくなり、3~6週間も強いせきが続きます。赤ちゃんの場合は特に重症になりやすく、肺炎や脳炎を併発したり、命にかかわることもあります。早い段階で医師の治療を受けることが大切です。なお、百日せきをの予防接種がありますので早めに接種するようにしてください。
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