感染症によりあらわれる発疹

16

監修者

医師 三石 知左子 先生

小児科 | 葛飾赤十字産院院長


東京女子医科大学小児科入局後、東京女子医科大学母子総合医療センター小児保健部門講師などを経て、現在、葛飾赤十字産院院長、東京女子医科大学非常勤講師。

 

■主な経歴

1982年3月 札幌医科大学医学部卒業
1982年5月 東京女子医科大学小児科学教室入局
1987年4月 東京女子医科大学母子総合医療センター小児保健部門配転
1993年1月 医学博士取得
1994年5月 東京女子医科大学母子総合医療センター小児保健部門講師
1999年3月 東京女子医科大学退職
1999年4月 葛飾赤十字産院副院長、東京女子医科大学非常勤講師
2006年4月 葛飾赤十字産院院長

 

■専門領域

小児保健、ハイリスク児のフォローアップ
健診等を通じて乳幼児の発育発達、育児相談を中心に診療し、
育児雑誌やインターネットでの育児相談を担当している。

 

■所属学会・委員等

日本小児科学会専門医
日本小児皮膚科学会運営委員
日本タッチケア協会幹事
東京都小児保健協会幹事
こどもの心相談医
日本医師会認定産業医
NPOブックスタート理事

 

 

■HP 葛飾赤十字産院

■ブログ 院長ブログ

 

発熱をともなう発疹が出た場合は、感染する病気に罹っていると思っていいでしょう。早めに医師の診察を受けてください。感染症は予防接種で防ぐことのできるものもありますが、抵抗力の弱い赤ちゃんの間は人ごみなどウイルスに感染しやすい場所を避けることも大切です。

 

 

はしか

はしかは感染力が非常に強く、患者といっしょの部屋にいただけでも感染します。潜伏期は10日くらいで、最初は熱やせきといったかぜの症状で、はしかとは診断がつきません。その後、はしかに特徴的である口の粘膜にできる白い斑点が現れたり、高熱をともなって赤い発疹が現れます。気管支炎、肺炎、中耳炎、脳炎などの合併症を起こしたり、まれに死亡に至ることもあります。 はしかに直接効く薬はなく、医師の指示に従い安静にすることになります。1歳になると予防接種が受けられるので早めに接種しておくと安心です。ただし、1歳前にかかる赤ちゃんもいるので注意が必要です(はしかの流行時には1歳未満でも受けられるので医師に相談してみましょう)。

 

 

みずぼうそう(水痘)

はしかと同様に強い感染力をもつ病気です。はじめは小さな赤い斑点ができますが、半日から1日くらいで水ぶくれになり、4~5日すると乾いて黒いかさぶたになります。口の中や外陰部、頭皮にも水ぶくれができます。かゆみが強いのが特徴ですが、合併症はほとんどありません。 水ぶくれの中にウイルスがいるので、かゆがって引っかくと感染が広がります。化膿させると発疹のあとが残ってしまうこともあるので、かきこわしてしまった場合は傷をきちんと消毒しましょう。病院では、水ぼうそうのウィルスに効く薬や水ぶくれのところに塗る薬などを処方してもらえます。なお、1歳になると予防接種が受けられます。

 

 

突発性発疹

突然39~40℃くらいの高熱が出て3~4日続きます。下痢や熱性けいれんを起こす場合もあります。熱が下がると小さな赤いポツポツが首や胸、おなかに出て全身に広がりますが、2~3日で消えて跡も残りません。生後6ヶ月~1歳未満で罹ることが多い病気で、生まれて初めての高熱でママをびっくりさせることも多いようです。 突発性発疹に直接効く薬や予防接種はありませんが、あまり心配のいらない病気です。熱が出た時点で医師の診察を受けておくと経過を把握してもらえるので安心です。

 

監修/三石 知左子先生

 

2015/07/16


この記事にいいね!しよう

いいね!
16

現在ログインしていません。

コメント

  • この記事にコメントする

    残り文字

はじめての方へ

赤ちゃんの笑顔でいっぱいの毎日を。『ベビーカレンダー』は、赤ちゃんが毎日を笑顔で過ごせるような情報をお届けする、妊娠・出産・育児の情報サイトです。日めくりカレンダーを毎日めくるように、『ベビーカレンダー』を、ぜひ毎日ご活用ください。

ベビーカレンダー監修者はこちら

  • 天神先生
  • 三石先生
  • 池谷先生
  • 小枝先生
  • 松井先生
  • 太田先生

あなたも質問してみませんか?

ご投稿いただいた質問に、頼れる専門家が回答いたします。気になる悩みや疑問をお寄せください。