ホットフラッシュは自律神経の乱れから
2019年のころ、私は学習塾のバイトと在宅ワークをかけ持ちし、帰宅後に深夜2時ごろまでパソコンで仕事をしていました。頻繁に体がカーッと熱くなり、顔と首周りに汗が噴出。動悸も始まり、床についても明け方まで眠れない日々が続きました。
自分の体の変調に不安になって精神科を受診すると、原因はパソコンのブルーライトによる自律神経と内分泌系の乱れとのこと。のぼせと血の滞り(於血)、足の冷えに効くという漢方の「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」を処方され、それを服用して深夜のパソコン作業を中止すると症状が治まりました。
アロマ&ハーブ、リラックス音楽で不眠解消
ところが喜びもつかの間、コロナ禍でバイト先の学習塾が閉鎖になり、自粛期間中に自律神経が乱れたのか、ホットフラッシュと不眠の症状が再発。
私はネットと本でホットフラッシュなどの更年期の症状に何が効くのかを調べて、就寝前にハーブティーとアロマを活用することにしました。ハーブティーは催眠作用があるといわれているバレリアンと抑汗によいとされるセージ、ほうじ茶のブレンド。アロマは更年期の症状を緩和するといわれているネロリやベチバー、鎮静作用があるといわれているベルガモット、オレンジのブレンドです。
また、波の音や鳥のさえずりなどの自然音を交えたリラクゼーション音楽を聴いて深呼吸をすることで、気持ちが落ち着きリラックスして眠りに就くことができました。
漢方、エクオールのサプリ、ツボ刺激も有効
小康状態がしばらく続きましたが、再び悪化したのは緊急事態宣言の解除後です。仕事が再開し、汗が止まらなくなりました。婦人科を受診し、漢方の服用かホルモン補充療法(HRT)を受けるか、どちらかをおこなうように勧められ、再度漢方を服用することになりました。今度は、のぼせのほかに不眠や抑うつによいという「加味逍遙散(かみしょうようさん)」を処方されました。
そして、女性ホルモンの代替の作用を期待して、エクオールのサプリメントも自分で購入して併用。さらにホルモンの分泌や自律神経を整えるといわれている照海、神門、陽池などのツボにシール状の置き鍼を貼りました。それらの治療を1カ月ほど続けたところ、1日に12~14回あったホットフラッシュが1~3回になり、大幅に減少しました。
まとめ
今回、私はホルモン補充療法や睡眠薬、抗うつ薬を選択しませんでしたが、ホットフラッシュや不眠がさらに悪化した場合は、それらの使用も考えています。
更年期障害に効くとされる漢方やサプリメントもたくさんの種類があるので、自分の心身症状が改善するまでは専門家にアドバイスをもらいながら、根気よくいろいろ試すことも必要かなと思っています。とにかく適切な療法を選択し、1日でもラクに過ごせるようにしたいです。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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著者:HirokoK
のんびり主婦。更年期に体調の揺らぎを感じてから、ハーブとアロマに興味を持ち、ハーバルセラピストの資格を取得。