煮汁がじゅわっと染みている厚揚げ
栗原はるみさんの厚揚げの甘辛煮を使って、ランチタイムが楽しくなるようなお弁当を作ります。
甘辛煮は、厚揚げを切らずに使うので、ヘルシーさだけじゃなくボリュームも満点で、厚揚げの持つ底力を実感できる一品です。
少ない煮汁で作るため時間も短く済むのが嬉しいですね。
栗原はるみさん「丸ごと!厚揚げ丼弁当」の作り方
材料(1人分)
・厚揚げ…1枚(180g)
【煮汁】
・だし…カップ1/4
・しょうゆ…大さじ1/2
・みりん…大さじ1/2
・砂糖…小さじ2
【お弁当用に】
・ご飯…適量
作り方①厚揚げの油抜きをする
小さい鍋にお湯(分量外)を沸かして厚揚げを入れたら中火で1〜2分間茹で、ザルにあげて湯を切りましょう。
茹でてしっかり油抜きをするのが、少ない煮汁でも味がよく染み込むコツ。ちょっとしたひと手間が出来上がりにグッと差がつくんですよね!
作り方②煮汁で厚揚げを煮る
①の鍋のお湯を捨てて、【煮汁】の材料を全て入れ、中火で煮立てます。
厚揚げを入れて、再び煮立ってきたら弱火にしましょう。
落し蓋をして8〜10分間、途中で1〜2回上下を返して両面にしっかり味をつけるように煮ます。
少ない煮汁を効率的に厚揚げに染み込ませるためのポイント2つ
1つめは、使うお鍋をできるだけ小さいものにすること。
厚揚げ1枚がちょうど入る程度のお鍋を選ぶと、厚揚げが煮汁に浸かる部分が多くなって染みやすくなります。
2つめは、落し蓋をすること。
落し蓋は、煮崩れや材料が汁の中で浮くのを防ぐために使いますが、今回のように煮汁が少ない場合にも有効です。被せた蓋に下からの煮汁があたって落ちるので全体に味を染み渡らせることができるんです。
落し蓋はオーブンシートで手軽に作れるので、是非お鍋の大きさに合わせて作ってみてください。
まず、オーブンシートを鍋の大きさ位に切って、半分に折ります。
さらに3回半分に折って(すぐ上の写真)、広げた時に丸くなるように外側をハサミで切り落とし、中心となる部分を少し切り離しましょう。
作り方③厚揚げを冷ます
煮汁がほとんどなくなったら火からおろしてそのまま冷まします。
お弁当箱に適量のご飯を詰めたら、そのまま厚揚げを丸ごとのせて完成です。
栗原はるみさんのレシピでは、スダチ(分量外)をお好みで添えるとありましたが、筆者は家にあった青じそ(分量外)を添えてお弁当に詰めました。
開けてびっくり!
ランチタイムにワクワクしながらお弁当箱を開けたら、え?お母さん切るの忘れちゃったのかな?(笑)と思うほどのインパクト。
食べてみると、切っていない理由が良くわかります。
せっかくなのでお箸でちぎるのではなく、かぶりついて食べてみて下さい。
噛みちぎるようにしてひと口食べると、どこに隠れていたのか大量のタレがじゅわっと染み出てきます。
口いっぱいに広がる甘めのタレは、続けてすぐにご飯をかき込みたくなります。
お稲荷さんのお揚げにも似た味で、いくらでもご飯が食べられそうなほど。
ひと切れ切ってみましたが、お豆腐の部分までタレが染み込んでいるわけではなさそう。
揚げてある部分にギューッと煮汁が染み込んでいるんですね。
厚揚げ好きも納得
タレの染み具合が半端なく、ご飯のおかずにもピッタリだったので厚揚げ好きの家族も大満足でした。
実はすでに何度かリクエストがあるほどです。
簡単なので作ってみてください。