スペアリブ事件
独身時代、今の妻とは違う女性と付き合っていたときのお話です。
彼女と高級中国料理店に行ったとき、スペアリブが出ました。すると、彼女は「おいしそう!」と言ってスペアリブを手に取ったのですが……次の瞬間、「ガリガリガリ!」と、音を立てて骨の周りを食べ始めたのです!
その光景に、僕はドン引きしてしまいました。高級店ということもあり、周りはみんなマナーを守る人ばかりでしたし、そんな中で「ガリガリ」と大きな音を立てる、それも骨の周りを削るようにかみ砕いてスペアリブを食べる……というのは、あまりにも下品に見えてしまったのです。
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後日、さまざまな理由から彼女とはお別れしました。彼女は育ちが良いお嬢様で、自宅に招かれた際には「こんな豪邸に住んでいるのか」と驚いたことを覚えています。しかし、根本的な性格や品性にかんする部分は、育ちの良い悪いには関係がないのだと、この出来事で学びました。今の妻はとても食事のマナーがよく、細かいことかもしれませんが、お互いにストレスなくお付き合いを続けるためには、食事の仕方も重要なポイントなのだとわかりました。
著者:山田太郎/30代男性・結婚10年目のサラリーマンです。お菓子メーカーに勤務しており、事務をしています。
イラスト:ちゃちゃ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年4月)
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