まさかのタイミング
大会前日のこと。緊張によるストレスのせいなのかわかりませんが、予定日よりも早く、生理がきてしまいました。
陸上競技ではランニングシャツに丈の短いランニングパンツを着用しますが、私の場合、これに白色の学校ユニフォームという要素もプラスされ、生理時には最も不向きな格好をしなくてはなりません。なんともバッドタイミングだと思いながら、「どうか漏れませんように……」と神にすがる思いで競技大会に臨みました。
ユニフォームを確認すると
しかし、最悪な事態は免れず……。競技終了後にユニフォームを確認すると、経血が滲み出てしまっていたのです。しかも、ナプキンが吸収しきれなかった経血が、太ももからふくらはぎにかけて数本の赤いラインを作るように垂れていました。
急いでトイレに行き垂れていた経血を拭きましたが、ユニフォームは1着だけしかなかったので、着替えもできず、大会が終わるまでタオルを腰に巻いて誤魔化しながら、なんとか長い1日を終えました。
大会に生理が被ってしまい、経血漏れを起こしてしまった私。その後、部活の友だちに「生理のとき、どう対策をしているの?」と聞いたところ、タンポンを使っている人が多かったため、私もタンポンを使うようになりました。はじめのころは装着に四苦八苦しましたが、慣れたら短時間でつけられるようになり、経血漏れ対策の必需品となっています。
※タンポンの過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。
著者/一ノ瀬光
イラスト/おんたま
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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